和牛のドライトマト漬けステーキ ~グルタミン酸とイノシン酸の相乗効果~

和牛のドライトマト漬けステーキ

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ドライトマトで和牛を漬けるのは、日本料理の昆布締めの要領と似ています。

ドライトマトは、昆布と同じくグルタミン酸が多く含まれているので、牛肉のイノシン酸と掛け合わせることで相乗効果が得られ、それにより、うま味を持った料理は、口の中に余韻が残り、とても心に残り、「ほっとする」といった表現で、印象深い料理になります

和牛はテンダーロイン(ヒレ肉)を使います。ドライトマトは市販のもので構いません。ドライトマトソースは用途別に2種類作ります。

盛り付け用&焚き用 ドライトマトソース

ドライトマト:煮切り酒を同割で合して(あればオリーブも適量)ドライトマトをふやかして戻した後、ミキサーにかけます。

火にかけて固さ調整しながら塩、濃い口で味付けする。このソースはあらかじめ焚いておいた野菜を温める時にも使います。その際は野菜の焚き汁でドライトマトソースをのばして使います。

漬け用ドライトマト

ドライトマト2:酒3でミキサーにかけます(粗くても良い)

大量に使うので、市販のものは安いもので良いです。一度使った後も火入れをして、2回使い回します。

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300~500gにカットした和牛テンダーロイン(塩して1時間置く)をドライトマトと一緒に漬け込む(24時間)

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取り出して、ドライトマトを取り除き80-90gずつカットします。

肉の周りの色は変わりますが、焼いてしまうので大丈夫です。中にはしっかりドライトマトの成分が入っているので、焼く際も塩コショウなしで焼いてください。

個人的にはミディアムレアが一番お勧めです。普通に塩コショウだけで食べる牛肉とはまた違った味わいで面白いです。