パパイヤ酵素でグルテンを予防できるのか?

タンパク質を分解するパパイヤ酵素

パパイヤ酵素はプロテアーゼとも呼ばれ、タンパク質を分解し吸収しやすく変化してくれます。プロテアーゼは人にとって“必須の分解酵素”です。

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さて、タンパク質の代表的なものに小麦粉があります。その小麦粉に水を加えると“グルテン”が出来上がります。そんなグルテンを使って作られるのがパン(Bred)です。

ということは、「パパイヤ酵素であるプロテアーゼがタンパク質を分解するのであれば、タンパク質である小麦粉から作られるパンに含まれているグルテン自体も分解するのでは?」という疑問が生まれます。

しかし結論から言うと、あからさまにグルテンが形成されてしまったものを食べた場合はグルテンを消すことはできません。(つまりパンを食べたあと、パパイヤを食べてもあまり意味がないです。)

ただ、タンパク質=グルテンではないのですが、なんとパパイヤ酵素はグルテンの分解も助けてくれます。

つまりセリアック病・グルテンアレルギー・グルテン不耐症の人が、プロテアーゼが含まれるサプリや酵素が含まれる果物などを摂取することで、多少緩和されることはあるといえるでしょう。

 <タンパク質分解酵素>

タンパク質分解酵素にはパパイヤ酵素(パパイン)以外にもあります。それぞれ左側がプロテアーゼを多く含むものです。

  • パパイン                          パパイヤ
  • ブロメライン                   パイナップル
  • ショウガプロテアーゼ     ショウガ
  • フィシン                            イチジク
  • アクチニジン                     キウイ

そして、マイタケ、麹、納豆菌も分解酵素を持っています。

 

グルテンを含む料理を食べたあと、パパイヤ酵素を摂取したら大丈夫。という単純な話ではありません。もちろん効果はあると思いますが、完全になくすことは難しいです。

これを食べたら、この症状が無くなる、緩和されるというのに“絶対”はありません。人によっても差があるので、自分の身体と相談して、少しずつ決めていくのが良いと思います。

毎日必ずグルテンを含まない食事をとるのはかなり難しいため、常にたんぱく質の分解酵素や腸の吸収を助ける栄養素を持つ食べ物と一緒に食事をするように心がけると、少し安心かもしれませんね。

でも、症状を改善するには、グルテンフリーダイエット(グルテンを含まない食事をすること)をするのが一番良いとされています。

 

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第2章 世界3大食材問題

第3章 セリアック病

第4章 グルテンフリーダイエットのすすめ

第5章 グルテンフリーの料理

第6章 グルテンフリー食材の疑問

第7章 グルテンフリーの質問集

グルテンアレルギーテスト

グルテンフリーダイエット レストランでのポケットマニュアル

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