お寿司を食べる時、特に高級店の回っていないお寿司屋さんで食べる時、どんな順番で食べればいいのか困ってしまう事ってありませんか?

お客さん側としては、好きなものを好きな順番で食べればいいわけですし、それが一番楽しいと思います。

また、回らない寿司屋では、大将のおまかせで握ってもらうのが一番良いのですが、そんな時に料理人が気を付けている、基本的なお寿司のネタの順番を見てみましょう。

寿司の順番一つとっても料理人の考えや生き方が見えてきます。ここでは一般的に言われる季節別のお寿司の順番をお伝えします。以下は一例ですので、参考にしてください。

寿司の順番

基本は初めは白身から、そして中トロ大トロのあとはすじめの魚こはだが良いと言われます。

また、玉子は最初に食べたら次にさらっとしたネタがきたら味が分からなくなるので気を付けましょう。

 

ひらめ⇒すみいか⇒しまあじ⇒赤身⇒中トロ⇒大トロ⇒こはだ⇒はまぐり⇒あじ⇒車海老⇒さより⇒赤貝⇒さば

 

初夏

まこがれい(春先はスズキの幼魚ふっこ)⇒あおりいか(8月は新いか{子いか})⇒しまあじ

⇒赤身⇒中トロ⇒大トロ⇒こはだ酢じめ(7~8月はしんこ)⇒あわび(常)⇒あじ(冷)

⇒車海老(人肌)⇒とり貝⇒かつお⇒しゃこ⇒赤貝⇒うに軍艦⇒小柱軍艦⇒いくら軍艦⇒みる貝⇒穴子⇒玉子焼き

*穴子は6,7月がおいしい

 

盛夏

まこがれい⇒あおり烏賊⇒しまあじ⇒赤身⇒中トロ⇒大トロ⇒しんこ⇒あわび⇒あじ⇒車海老⇒赤貝⇒かつお⇒しゃこ

 

ヒラメ⇒すみいか⇒しょっこ汐子orかんぱち[冬はいなだ(ぶりの若魚)]

⇒赤身⇒中トロ⇒大トロ⇒こはだ酢じめ⇒はまぐり(常)⇒あじ(冷)

⇒クルマエビ(人肌)⇒さより(常)⇒赤貝(常)⇒うに軍艦⇒小柱軍艦⇒いくら軍艦⇒みる貝⇒穴子⇒玉子焼き

 

ひらめ⇒すみいか⇒いなだ⇒赤身⇒中トロ⇒大トロ⇒こはだ⇒はまぐり⇒さより⇒車海老⇒たこ⇒赤貝⇒さば

 

四季のつまみ

夏 枝豆 ・ 秋 銀杏 ・ 冬 菜の花 ・ 春 空豆

 

以上、こんな流れで出すことをベースに色々とアレンジして寿司屋の大将は出してくれます。

あなたのお好みもちゃんと伝えることで、オリジナルの構成でお寿司をだしてくれるので、そんな楽しみ方もありですね。