お花見にまつわる歴史と雑学

お花見シーズンですね、、、と言っても、私、オーストラリアに住んでいますので四季が逆だし、そもそも、お花見なんて文化はありません。平日の昼間っからパブで酔っぱらっている人はたくさんいますが、、、あと、たとえ日本にいたとしても花粉症なのであまり好んで行くことはありません。って自分の話ばかりしてしまいました。

ところで、なんでお花見って習慣ができたのでしょうか?これは日本だけの文化です。(と思いきや実は、オーストラリアでも春にジャカランダという紫の花が咲くのでお花見をします)

日本のお花見って毎年の恒例行事みたいになってますが、もともといつから始まったのでしょうか?

実はお花見を広めたのは、江戸幕府第8代将軍、徳川吉宗です。親しみやすく言ったら「暴れん坊将軍」です。

当時、庶民は貧しい生活を強いられていて、 それに耐えかねて、放火や暴動を起こす者も少なくなかったようです。暴れん坊将軍は庶民が日頃のうっぷんを発散できる娯楽が必要と考え、花見を世に広めたとのことです。

とまあ、こんないきさつで広まった花見。

ここからが私の言いたかったことですが、日本料理でもお花見、つまり桜を使った料理が4月には出されます。桜餅なんかそうですね。懐石料理のお椀でも桜餅に見立てたものもあります。

花見団子もご存知ですよね。薄い赤・白・緑の三色団子です。

薄い赤は桜、白は白酒、緑は蓮(よもぎ)で春を表現しています。お雛さまの菱餅と同じ配色で意味も同じです(形は別の意味を示していますが)。

実はこれは神様が喜ぶ色彩で、神を喜ばせるという意味もあると言われています。そして「サクラ」という言葉自体が神を表わしていてサ=神、クラ=座る姿

サクラ=神の座る姿となります。桜を見ながら食べるお花見も、神様を喜ばす行事ということにもなります。

他には、

桜色=春、白=雪=冬、緑=葉月=夏をそれぞれ示していて、がありません。ってことで「飽きが来ない」という解釈もされていたりします。

おもしろいこと考えますね。春はこのような色の配置も考えて料理を作ってみたらどうでしょうか??