実はアイスクリームの天ぷらの周りには、カステラやスポンジケーキ、食パンなどでくるんでいます。

だいたい1cmくらいの厚さに切ってアイスクリーム全体を包みます。隙間があるとそこから溶け出すので注意します。一回冷凍庫に入れて凍らせると失敗しにくいです。

そのあとに、天麩羅の衣をつけ、揚げます。その時は180℃程の高温で30秒から1分程度揚げます。表面に色が付けばOKです。

どのような原理かと言うと、周りのスポンジケーキはふわふわで気泡だらけですよね。空気は水より熱を伝えにくいので、油の熱は衣には伝わるが、スポンジに阻まれた中のアイスまで熱がいかず、溶かすことができないのです

アイスの天ぷらって、じゃっかん時代遅れな感じですが、温度差を利用した料理ってのはインパクトありますし、この原理をわかっていれば、他にもいろいろ応用できるんじゃないですかね。

 

もっと天ぷらの秘密を知りたい方はこちら↓↓↓日本料理大百科「天ぷらのコツと科学」

<コンテンツ>

●天麩羅(てんぷら)についての基礎知識

●なぜ、家庭ではうまく天ぷらが作れないのか?

●揚げ物に使う鍋の種類

<油>

●油が悪くなる原因

●油の比重(油と水はどちらが重い?)

●天ぷら用の油は何を使う?

●油の種類と用途の違い

●油の温度の見方

<衣>

●天ぷら衣の作り方のコツ、ポイント

●てんぷらの衣濃い薄い

●天ぷらの衣はなぜ冷やすのか?

●かき混ぜていけないのはなぜ?どこ?

<素材>

●魚介類の天ぷらの種類とコツ

●野菜のてんぷらを揚げるコツ・ポイント

<揚げ方>

●天ぷらをうまく揚げる4つのポイント

●揚げものに火が通る原理

●天麩羅の”花”を咲かせる揚げ方

●「揚げ物は一度に一気に入れてはだめ」

●油の温度を下げず”カラっ”と天ぷらを揚げるために、、、

<変わりネタ>

●アイスクリームの天ぷらの作り方