血糖値自己測定の注意点 ~誤差の原理と原因~

 

自分で採血し血糖値を測りました。

血糖値測定って心拍数計るみたいに、ただ身体に張り付けるのではなく、自分で血液を取り出して計るんですね。

全然知らずに買ってしまいました。開封した後に気付きました。

 

なので一回目は説明書を読みながら恐る恐るはじめます。

 

血糖値を計る時、何が怖いって、指に針を刺して血を出すのですが、それがやっぱり一番抵抗があります。

ちゃんとした穿刺針を使います。読み方は穿刺針(せんししん) 英語でPuncture needlesと呼びます。

 

ペンタイプの細長い器具で、上をポチっと押すとボールペンの芯が出るように、

とっても小さい針が一瞬出てきて皮膚を貫通し、そこから血を出すという要領です。

 

(右側の黒いのが穿刺針)

 

それがあまり痛くはないのですが、自分で自分を痛めつける趣味はないので毎回イヤなのと、

針の深さを調整できるのですが、微妙に短く設定してしまうとしっかり血が出ずに、もう一度挑戦することになるので、ある程度のチクッとした痛みが無いと成功しません。

 

というのもあり、1回目は調整しながら、指に針を刺していたら、何度も失敗し、

うまく血を出せたと思っても測定器で測るまでにうまく血を吸引できなかったり、ちゃんと測定できずエラーになったりしてその日は断念しました。

(ちゃんと知っている人がそばにいればちゃんとできたはずです。というより、もし最初やる時は看護師さんなど経験者に教えてもらいましょう)

 

そして、日をあけて2回目。

段取りはわかっていたので、スムーズに測定することができました。

 

自分の食前、食中、食後の血糖値を始めて知り「本当に血糖値ってこんなに簡単に変化するんだ」という驚きとともに、

「糖尿病みたいな数値がでたらどうしよう」という不安とも戦いながらの測定でしたが、ほんの少し一般より高かったものの、今のところなんとか範囲内に収まっているだろうとの見解です。

 

↓詳しくはこちらに書きました。

https://note.com/hospitality/n/ne461e2a09486

 

という人体実験をこの前していたのですが、

「ほんとにそもそも、測定結果は正しいのか?」みたいな疑問が浮かんできたので、

しっかり調べてみると、意外と知らなかったことが浮上してきたのでここでシェアしようと思います。

 

たぶん、今私が言っていることは、医療関係者ならびに糖尿病患者さんにとっては当たり前の常識的なことだと思いますが、今回は私も含めた、超ビギナーむけに発信しております。

また糖尿病は誰もがなりえる病気でもあるので(食生活次第ですが)予備知識としても、知っておくことで損はないかと思い書き残すことにしました。

さて、前置きが長くなってしまいました。

 

血糖値自己測定の注意点 ~誤差の原理と原因~

私が血糖自己測定をした感想や、疑問に思ったこと、ちゃんとした測定方法などのまとめをご報告します。

 

血糖値を毎日、自分で測定するようになると、昨日は正常だったのに今日はいつもより高い、低いなどの差がある時があります。

他にも、

  • 右手と左手で違う数値が出る。
  • 測定器を変えたら数値が変わった。
  • 家と病院とで数値に差が出る。

このような疑問を抱く人は少なくありません。

特に病院と家で差があると、病院の方が正しいと思いがちです。

 

まあ、とはいっても50mgも100mgも変わっていたらお医者さんに聞きましょう。

でも10~20mg程度なら前後することはあります。

 

では以下に自己測定継続的に行う際の注意点をお伝えします。

  • 血糖測定器の使い方を理解している
  • 毎回記録している
  • 自分の目標血糖値がわかっている
  • 目的をちゃんと理解している
  • 血糖コントロールに役立てている
  • 定期的に測る習慣が身についている

 

これらが当てはまる数が多くなるようにしてください。

 

血糖値の差が出るのはなぜか?

ご飯やパンなどの糖質を取る前と後で血糖値が上下するのは当たり前です。

しかし、まったく同じ条件下で昨日も今日も同じコンディションで血糖値を計った時に誤差が出るのはなぜでしょう。

 

一つ言えるのは、血糖値自己測定はあくまでも“簡易測定器”による測定です。

10%前後の誤差は許容範囲です。

 

でも誤差が生じるのはそれだけではありません。

もちろん食事内容によっても大きく変化します。薬を飲んだ後や、運動した後も変動します。

さらに血糖値を前後させるのは食事、運動、薬だけではありません。

風邪をひく、緊張する、妊娠しているなどその日の体調や心の状態によっても左右されます。

 

実は血糖値は、体温や血圧より敏感なのです。

 

家と病院の違いで血糖値に影響が出る。

よくよく考えると「なるほど」なんですが、血液といっても、身体全体に糖が一気に広まるわけではありません。

 

順番として、

  1. 食物中の糖分は腸で吸収される
  2. 血液中にブドウ糖として取り込まれる
  3. 動脈を通って毛細血管までブドウ糖などの栄養を運ぶ
  4. 静脈を通って心臓へ戻る

 

このような流れです。

例えば、その時病院で計った血糖値と、自分で測った血糖値を比べると大きく差が出てたりします。

 

「なぜでしょう?」

 

その原理は、

 

『動脈と静脈では含まれるブドウ糖の量が違うから』

そして『指先から採血する毛細血管の血液は“ブドウ糖”が配られているときの血液で、腕から採取する静脈血は、ブドウ糖が消費された後の血』です。

つまり、採血する場所が違うので、値も違うということになります。

空腹時の場合はほとんど同じですが、“食後の血糖値は指先の方が高く”なります。

 

 

もっとある!血糖測定器の誤差の原因

他にも注意点があります。

測定器は熱すぎても冷たすぎてもいけません。湿度が高すぎても正確な値が出ません。

 

血の出し方にも注意点があります。指に針を刺して、時々血液がうまく出ないことがあります。

そんなとき、指を押して血液を無理に出すと、血液に細胞の液が混じって正しい値が出ないことがあります。

 

さらに、血液が足りないからと言って、検査紙に二度漬けしたりすると、これもうまく計ることができませんし、血液は空気に触れるとすぐに固まっていくので、凝固した血では正しい値がでません。

つまり採決後はすぐに検査紙に吸引することです。

 

その検査紙も開封して時間が経つと湿気を含むので、測定値が低くなることもあります。

つまり血糖値自己測定は時間との勝負なのです。

 

以下にチェック項目を示しておきますので参考にしてください。

  • 血液が出ずらくて、無理やり押し出している
  • 血液を出してから30秒以上経過している
  • 検査紙に血液を二度漬けした
  • 開封してしばらく放置した検査紙を使った

以上が該当する場合は、誤差が生じる可能性がありますのでやり直す必要があるでしょう。

 

 

血糖値の結果に振り回されない

最後に大事なことを伝えます。

 

「血糖値の値によって一喜一憂しない」

例えば血糖値が高かったからといって、激しい運動をしたり絶食したり、薬の量を増やしたりしないでください。

逆効果になる恐れがあります。

 

まずは「なぜその値になったのか」という原因を考えましょう。

 

血糖値が高い場合の原因はおやつを食べたり、食べ過ぎたり、インスリン注射、薬の飲み忘れ、運動不足などが考えられます。

逆に血糖値が低い場合の原因として、食事の量が少なかった、薬の量を増やした、運動しすぎなどの原因があります。

 

また、先ほども言いましたが、心の状態、ストレスなども影響を与えるので、不安になって何度も測ったり、神経質になる必要はありません。

定期的に病院で正確な検査も忘れずにしてください。

 

 

今回の話、血糖値自己測定は、人によっては一生経験することがないかもしれませんし、

なるべくすることのないように、普段の食生活から見直すことが大事です。

 

でも私のように興味津々で実験したい方は、糖尿病の方の気持ちもほんの少しわかり理解も深まることでしょう。

 

ほんとに面白いくらい血糖値は前後しますし、食べる食材、組み合わせでも変化があるので、興味あれば試してみてください。自身の血糖の状態もよーくわかります。

でも毎回、指に針を刺すのはちょっと痛いので、採血せずに肩にピタっと張って測定できる自己測定機器もあります。

 

それではまた