美味しいおにぎり・おむすびのポイント・コツ

基本的なおにぎりの作り方ですが、

  1. ぬるま湯に浸して軽く水をきった手に塩を軽くまぶし、蒸らしたご飯を1個分のおにぎりに見合う量だけ取る。
  2. まずは外側を軽く固める程度に握り、中央に具材を埋める。
  3. 7~8回に分けて回しながら均一に一気に力をかけて握り、形を整える。おそるおそる何回も握ると、中まで固くなる。柔らかすぎると崩れるが、固く握りすぎると食感が悪くなる。

おいしいおにぎりを構成する主な要素は、形・飯・具・包み方

<おにぎりの形>

  • 三角形

握りやすいので一般的である。江戸の握り飯はこの形が多かった。

  • 俵形

円柱形。関西の標準型である。

  • 丸形

鏡餅のような形。

  • 球形

方向性がないので、美しく球形にするのが難しい。(手毬型)

  • 四角形

高さが小さい直方体。台湾などで見られる。押し寿司に近い。

その他、手軽に作れるおにぎり器もあります。

<おにぎりに使うご飯>

おにぎりに適したお米の品種は?

美味しいおにぎりには、しっかりと粘りがあって冷めても美味しいお米が適しています。

品種で言えばひとめぼれ・ミルキークイーン・あきたこまち・コシヒカリなどがおにぎりに向いたお米と言えます。

日本で主食として食べられるジャポニカ米で炊いたご飯は、冷めてもでん粉が硬くなりにくく、味も落ちにくいため、他の品種と比べておにぎり作りに向いています。

「冷めても美味しい」性質が一段と高い“低アミロース米”が用いられることも多いですが、家庭で作られる物は、よく食べる“うるち米”を炊いた物とするのが普通です。

一番多いのは白飯ですが、他にも様々なバリエーションがあります。

  • 白飯(うるち米)
  • おこわ(もち米)
  • 麦、雑穀入りご飯
  • 混ぜご飯、炊き込みご飯
  • 焼きおにぎり

焼きおにぎりとは、白飯を握った後、焼き網やグリルなどで焦げ目が付くまで焼き、醤油や味噌を塗って、さらにあぶったものです。調理には焼きおにぎりを焼くための専用の道具である焼きおにぎり器もあります。

焼きおにぎりは冷凍食品としても市販もされてます。

<おにぎりの具>

おにぎりに入れる具は白飯と相性が良く、味の濃い物が多いです。これは防腐の意味もあります。

具は中央に入れるのが一般的だすが、スパム・鱒寿司・松茸などのように表面に張り付けるようなおにぎりもあります。

具の種類

具は梅干しや鰹節・佃煮などが定番ですね(ちなみに具が入らない場合は「塩むすび」と呼ばれる。)

  • おかか(鰹節を甘辛く味付けしたもの)など。
  • ツナマヨネーズ・海老マヨネーズなど。
  • えび天(天むす)やトンカツなど。
  • 肉野菜炒めなど。
  • 豚の角煮やまぐろの角煮など。
  • ウニの醤油漬やイクラの醤油漬、明太子など。
  • イカの塩辛やかつお酒盗など。
  • 鶏そぼろや鮭フレーク、でんぶなど。
  • あさりの佃煮や海苔の佃煮
  • 高菜など。
  • ネギ味噌や納豆など。
  • 焼肉、スパム、うなぎの蒲焼など。

<おにぎりの包み方>

海苔での包み方はざまざまである。三角形のお握りの場合は

  1. おにぎり全面に満遍なく包む
  2. 側面の1面のみから前後面に渡す形で貼る
  3. 側面一周に巻く

などの方法があります。その他、ふりかけ類をまぶすというのもあります。胡麻(黒または白)・田麩・のりたま・柚子胡椒なども使用されます。

包装

おにぎりを包装するために、ラップやアルミ、和紙などが使用されます。おにぎりには色や匂いが移りやすいので、色落ちするもの、臭気のあるものは避けましょう。

竹の皮におにぎりを包むのは、竹の皮は殺菌作用や適度な通気性があるため、ラップやアルミ箔よりも保存性に優れています。

 

さいごにおにぎりをおいしく作るポイントを紹介します。

美味しいおにぎり作りのコツ

おにぎりを作る時にはいつもより少し少なめのお水でお米を炊くのがコツです。柔らかいごはんを使うと、おにぎりにした時にお米同士がくっつきすぎてしまいます。口の中でホロッとくずれるようおにぎりを作るために、ごはんは硬めに炊き上げましょう。

また炊き上がったごはんをすぐにバットなどに移して広げ、お米が塊にならないようほぐしておくとさらに良いでしょう。

お米とお米の間に空気がたくさん入るよう、できるだけ力を入れないように柔らかく握ることで美味しいおにぎりができ上がります。

 

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