セリアック病やグルテンアレルギーの日本人は、お菓子やパスタなどの洋食より、やっぱり和食が欲しくなると思います。そんな方のための和食グルテンフリー料理です!!

前回の復習になりますが、まず、調味料で使えるものを考えてみます。絶対にグルテンが入っていないとはいえませんが、普通に売られているものでは米酢(穀物酢はダメです)があります。この酢が使えるだけで、料理のレパートリーは格段に増えます。

そして、持っていると便利なのが、グルテンフリーの醤油。たったこの2点を持っているだけで、ほとんどの料理が作れてしまいます。では、いきましょう。

和食のグルテンフリー料理レシピ2 ~前菜・酢の物・刺身~

生(なま)

一番シンプルなのはそのままです。野菜やフルーツ、魚は生でも抵抗なくいけますね。肉もモノによっては大丈夫です。

このモノによっては、、ってのが厄介で生で食べるのは(特に肉に関しては)リスクがありますし、しっかりとした知識も必要です(生肉については、近いうちに詳しく解説します)

肉の生って言うと、、、”牛のたたき”や”ユッケ”、”レバ刺し”などがありますが、実際、生食用で売られている肉ってのはありませんし、自分で作る場合は自己責任になります。

私自身、一度、生の肉を食べて、大変なことになった経験があるのでわかりますが、体調がいくら万全でも、当たるときは当たりますので気を付けてください。

生野菜だと、

胡瓜、人参、サラダ菜(葉っぱ系)などなど、、、たくさんありますね。実際、畑から取り立ての野菜を食べるのは最高においしいし、贅沢だと思います。

次にシンプルなものでは、

生野菜+塩

つまり漬物です。野菜に塩をして、重石をしたり、真空パックしたり、もんだりして、野菜から出る水分と塩だけで十分にご飯のおかずにもなります。

塩だけの簡単な漬物もありますが、酢漬け、甘酢漬けといって、酢を加えるとさらにたくさんの種類の漬物ができます。その時は、米酢を使いましょう。

フルーツは基本、ほとんど生で食べるので問題ないかと思います。

生の魚

=刺身ですね。加工されていないもので、生または冷凍のモノを使います。加工されたものは、何かしらグルテンを含んだ成分を使っている可能性が有るので注意が必要です。

刺身は、”グルテンフリーの醤油”があれば普通に食べることができます。たまり醤油はグルテンフリー醤油に近いです。というのも原料は大豆が中心で、小麦はまったく使わないか、使っても少量しか使わずに作られています。

グルテンフリーとはじゃっかん異なりますが、小麦アレルギーに対応した醤油もあります。

刺身といっても、種類はたくさんあります。その中でできるものを出してみます。

醤油あり

刺身

生、グルテンフリー醤油、生ワサビ

焼き霜

”かつおのたたき”のように、火であぶって、氷水に落とす方法です。

ポン酢

醤油に飽きたら、ポン酢を付けて食べましょう。淡白な白身魚の刺身などに、、、

なめろう

味付けした味噌と鯵(あじ)などの刺身をぶつ切りにして合わす料理です。

その場合、味噌は米味噌を使いましょう。麦みそはグルテンが入っていますので使えませんし、場合によっては米味噌にもグルテンが含まれている可能性もあります。

(*この”場合によっては”というのは、その食材の原材料には含まれていなかったとしても、同じ工場内で、グルテンが含まれている材料と一緒の機械が使われていたりする場合に、”絶対にグルテンが入っていない”と保証できないためです)

イクラ醤油漬け

醤油、みりん、酒などの調味料を合わせ、漬けます。

イカそうめん

イカを素麺状に切って、天つゆで食べます。

 

醤油なし

しめさば

塩をまぶして臭みや、水分を抜いた鯖を、水で洗い落とし、酢、塩、砂糖を合わした調味液につけます。

昆布〆

刺身用の魚を昆布ではさんで、昆布の味をしみこませます。

その他、寿司では、レモンと塩で食べる、、、など醤油を使わずとも、生の魚をおいしく食べる方法はたくさんあります。

 

このように考えると、日本料理って意外とグルテンフリーのものは多い感じはしますね。