かなりショックです、、、ものすごい勘違いをしていました。いままでの実験がすべてパーです。なんでしっかり調べなかったんだろう、、、という自分の楽観さにあきれますが、後悔しても後の祭りなのでしょうがない、、、。

事の発端は、私がシトラスペクチンを偶然手に入れたあとにアルギン酸ナトリウムも手に入ったことです。もう3か月も前の話になります。

3か月前から、少しずついろいろガストロノミー料理と言われる、アルギン酸ナトリウムと塩化カルシウムで人工(人造)イクラをつくろうといろいろ実験と検証を行ってました。

で、はじめにやってみたのが、純粋にアルギン酸とカルシウムを使った実験。

http://worldchefsbible.com/?p=1216

次に、アルギン酸の溶け方や粘りが”シトラスペクチン”の固まり方にとても似ていたため、アルギン酸ナトリウムとペクチンの違いを実験しました。

http://worldchefsbible.com/?p=1273

この2回目のそれぞれの違いを検証する実験がそもそもの失敗でした。記事でも書いてあったのですが、違いを試したのが、牛乳や酸度のあるジュースを使って、ジェリー状にして、イクラを作ってみる!!というものでしたが、分量はテキトーだし、肝心の”水”でためしてみるのをしていませんでした。

なぜ気づいたかというと、ちゃんとした分量で実験した時にうまくできなかったのです。

今までは、私はシトラスペクチンとアルギン酸ナトリウムは、若干の違いがあれどほぼ同じものだと感覚的に思っていましたが、このうまくできなかった実験をきっかけにペクチンとアルギン酸の違いを再度しっかり調べると、、、

原料からして違うことがわかりました。

で、、、、水でアルギン酸ナトリウムとシトラスペクチンの違いを試してみると、、、

再度実験

液体を落とす塩化カルシウム水溶液の割合は水200cc:塩化カルシウム3gです。

そして、用意するのが、

1:水100ccにアルギン酸ナトリウム約1g

2:水100ccにシトラスペクチン1g

それぞれ塩化カルシウム水溶液に落としてみると、、、

1を落とした場合は、きれいに人工イクラができました!(^O^)/しかし2のペクチンは、水は同じくジェリー状になりますが、固まりは弱くです。水溶液に落とすと、、、

ばらけます(+o+)塩化カルシウム水溶液に分散して跡形もないです。

ペクチンを増やし、1と同じ固さ(もしくはそれ以上固く)にしても、水だけで固めた場合、ペクチンの方はイクラはできず、表面や水溶液の中でで粉々になります。

がーーん、、、

前の実験でミルクと混ぜた置きにペクチンはイクラ状にうまく固まらずになった時に気づくべきでした!!、、、、、

続く、、、