上司や先輩に怒られないようにするために考えること・対策

今回は“自分では気を付けているけど空回りする人”について。「いつも気をつけてはいるのですが、いつも怒られるばかりです」、、、ちなみにこれらは全部私の体験談をもとに書いています。

いつも怒られる、失敗をする、空回りをする。完全に負のスパイラルに陥っているときってあります。

このような状況はどうすればよいのか?

私自身、負の連鎖になって、ものすごくおちこんだり、悔しい思いをしたことがありますのでよくわかります。ちなみに私は、このマイナスのスパイラルを2年間経験してました。同じ職場で、、、。

「そんなに!?」とか「どんだけできなかったんだよあんた?」と思うかもしれませんが、私自身、当時は誰よりも要領が悪く、仕事もできない、、、毎日失敗して、毎日怒られる、、、そんな日々でした。ということで、この状況の原因を考えてみたいと思います。まず、怒られる原因は3つに分けられます。

怒られる3つの原因

1:自分が原因

2:自分以外(人・環境)が原因

3:上の両方ともが原因

当然っちゃ当然ですが、今回は、

1:自分が原因の場合について、詳しく話していきます。自分が原因と言っても、ここからまた何種類かに分かれます。

自分が原因

まず第一に“仕事ができない自分”というのが挙げられます。例えば

  • 仕事を把握していない
  • 超初心者
  • やる気がない
  • 眠たい
  • 動きが遅い
  • 要領が悪い
  • 返事が悪い
  • 返事が小さい
  • 何度も同じミスをする

そして、以下に「これも仕事ができないに入るの!?」って言う人もいますが、一応考えうる可能性として載せます。

  • 元気がない
  • 姿勢が悪い
  • 髪型がぼさぼさ
  • 髪が長い
  • 不清潔
  • 服装が乱れている
  • 歩き方
  • しゃべり方
  • 敬語が使えない
  • すぐ機嫌が悪くなる
  • 感情がすぐ表に出る
  • けんかっ早い
  • たばこを吸う
  • ギャンブルや女遊びが激しい
  • お酒を飲む・飲まない
  • *性別

ここまで書くと、自分自身否定されてる感じがあったりしますが、決してそうではありません。

沢山の人が一緒に長時間働く場所です。さらに(昔の)料理人の場合、頑固で教養もなく性格まがって育ってきた人も多い環境ですから、いろいろあります。そんな中で仕事をしていると、多少なりとも自分も変わってきます。

では、見ていきます。

上司が意味なく怒る、とかセクハラなら話は別ですが、今している仕事が、《つまらない、やる気がない、面白いと思わない、ストレスになっている》にも関わらず、仕事をしている場合は、問題外です。今すぐその仕事はやめてください。

楽しくないことをするのは、はっきり言って時間の無駄です。それでも、何か得るものがあると思えるなら、少し話は変わってきます。もしくは仕事上、何をしても面白くないというのは、根本的な考え方に問題がある可能性もあります。

自分自身の考え方を見つめなおさなければならない場合もあります。自分が変わることによって、周りの環境が変わることは往々にあります。

《眠たい》

飲みすぎ遊びすぎとかであるなら控えて、もう一度、いまの自分の仕事に集中するため、すこしでも睡眠時間を確保しましょう。または、睡眠欲より仕事が楽しいと強く思えればいいのですが、これは人によりますし、継続させるのは難しいかもしれません。

《要領が悪い》

人によって差はあるので、常に気を配り、努力を惜しまない事。日々の積み重ねです。数日で簡単に身に付くものではありません。

《返事が悪い、返事が小さい、元気がない》

これは、明らかにだれからもマイナスの印象を与えます。自分がもともと声が小さかったり、元気なタイプではないという人もいるでしょうが、最初職場に入った新人は、何もできない赤ん坊みたいなものなので、とりあえず空元気でもいいので、出しましょう。

最初は「おまえはへんじだけやな~」とか言われてもいいんです。返事だけでも誰よりも良ければ何もないよりマシです^^ほんとに。

《姿勢が悪い、歩き方》

身体的な部分でどうしようもない場合もありますが、無理のない程度になるべくキレイな姿勢を心がける習慣を持ってください。姿勢が良ければ、エネルギーの循環もよく、物事がうまくいくことは多いです。

《髪型がぼさぼさ、髪が長い、不清潔、服装が乱れている》

社会人として、最低限のマナー、食品を扱う料理人としての当たり前のこととして、注意しましょう。

下っぱのころは洗濯やアイロン、髪の毛などに気を使う時間もないくらい忙しいかもしれませんが、隙間の時間を見つけて頑張ってください。

《しゃべり方、敬語が使えない》

しゃべり方で訛っているとかならまだいいですが、(沖縄弁とかの特殊でわかりづらい言葉を標準語で会話している職場に無理に使うのはどうかと思いますが)先輩に対する言葉づかいがなっていないのは良くありません。

年下であっても、あなたより先に会社で働いていてよく知っているのであればあなたの先輩なので、必ず敬語でしゃべること。特に職場内では。

時間がたち仲良くなっても、職場以外ではタメ語でも、一度仕事場に入れば先輩後輩の間なので職場の雰囲気や自分を引き締めるためにも敬語を使いましょう

ちなみに同期の人は年上年下関係なくタメ口でも敬語でもいいと思います。(あまり年の差がある場合は気を付けた方がいいですが、まかせます)ただ、敬語の癖はつけておいた方が良いです。というのも料理人はカウンター商売のところもあったり、小さい店だと接客もする場合もでてくるので、普段から敬語を使うのに慣れておきましょう。

普段の言葉遣いが、お客さんと話すときにも出てくるので、キレイな言葉を使い慣れておいた方が後々得です。

これは、上の立場になっても言えることですので、後輩を指導するのにやたらめったらひどい言葉を使っていたら、あるとき敬語を使う場面でもボロッと汚い言葉が出てきてしまう可能性があるので上司の方も気を付けましょう。

《すぐ機嫌が悪くなる、感情がすぐ表に出る、キレる、けんかっ早い》

もう子供じゃないんだし、やめましょう。女性は大丈夫ですが、男性に多いです。

嫌だったり苦手な先輩、上司、後輩とかお客さんとか少なからずいると思いますが、そのような人でも仕事でお金をもらっているんであれば、プロとして平等に接して、ちょっとしたことでイラッとしたり、手が出たり、その後の仕事に変化がでてきたり、、ということはやめましょう。、、って簡単にできる事とは思いませんが、これも訓練です。

自分の感情でキレている人は、はっきり言ってダサいです。自分がキレているとき、周りがどれだけ冷ややかな視線で見ているか自覚しましょう。対策としては、もっと自分の考え方とプロとしての自覚を持つことです。

たまには場を引き締めるためになど、いいかもしれませんし、怒ることが悪いのではありません。負の感情で行動するのがよくありません。どちらにせよ、怒りの感情で動いて良い結果が出ることはまずありません。

いつもは大人に冷静に先のことを良く考えて接してください。そうすれば、周りから頼りになって信頼の厚い人として見られます。

《たばこを吸う、ギャンブルや女遊びが激しい、お酒を飲む・飲まない》

個人的にはたばこは嫌いですが、過度でなければ悪くはないと思います。明らかに見てわかったり、たばこの匂いが染みついていたり、仕事に影響が出るようだと、周りからも敬遠されますので注意してください。

最後に

《性別》

これは本人にはどうしようもありませんが、特に女性は気を使われます。

女性自身もその扱いが特別なようでイヤに思う事もありますが、男女お互い気を使う部分は少なからず出ると思います。

いくら、男性と女性と平等に見ようと思っても、見れないのが現状です。

男性・女性のちょっとした気遣いの違いや、男はよくありますが「女なんて、、、」というオーラを出すのは、絶対だめだし、そんなオーラをだしたら、女性は100%気付きますし、嫌な人だと思われます。

女性はそこらへんはうまく対応しますが、男性はヘタクソなので、バランスよく対応してください。

男性から女性を、いち料理人として見る場合でも、料理人としても女性としてもリスペクトすることが大事で、重たいものは男が持ってあげた方がいいし、女性は男性に比べ体調の変化も激しいので、その面を組み込んで接してください。

女性はその分、男性の気付かない、気配りや周りを見る目を持っている人が多いので、お互いの良い面を生かし合えるようにチームとして仕事をしてくことが大事です。

女性は、女を前面に出して甘えるのはいけませんが、女性がキッチンの中でのし上がっていくのは男以上に大変だと思います。もちろんそのように努力している女性は、そうとう鈍感な男でない限りその努力はわかりますし、伝わってきます。

男性でも女性でもそうですが、「こんなに頑張っているのになんで認めてくれないんだ、、、」と思っているうちは、まだまだ自分は未熟だと思った方が良いでしょう。

長く料理人を続けていけばわかりますが「頑張っているのになんで、、、」とかいう気持ちはさらさら無くなります。なぜなら料理人は毎日自分自身との闘いですから。頑張っていきましょう。

 

PS

怒られる原因の2である、周りの人・環境が原因についてですが、余程でない限り、自分の考えや行動で周りの人や環境の見え方も変わってきます。

まず自分自身を変えてみて、それでもダメだと思うなら、仕事環境や接する人を変えてみても良いでしょう。