【リベンジ】脱大豆(Soy free)製品 ~醤油の代替調味料~

1年以上前のブログで、私は実はSoyアレルギーだということを暴露しました。

【大豆(Soy)を使わない料理・調味料・食品一覧】
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和食の料理人なのに、Soy(主に醤油)を使わないで調理をしたり、食事制限をするのは限界があるよね、、、という話をしたのですが、

Soyアレルギーの人全般(私も含め)だと思うのですが、毎日Soy製品を食べていても、アナフィラキシーショックなどでぶっ倒れたり、いきなりすごく調子が悪くなるなんてことはありません。

どちらかと言うと、じわじわと気づかないレベルで体調が悪くなる、でも日常生活にはそんなに支障はないように感じます。

ただ、しっかり検査してちゃんと脱Soyをすると「こんなに元気になるんだ」と感じるのも事実です。

とは言いつつも日本人としてSoy(大豆)、特に醤油を除いた食事を続けるのはとても難しいです。

外食はできません。

私も料理人として、さまざまなアレルギーの人に対応してきましたが、グルテンフリーの人より、ベジタリアンやビーガンよりもSoyフリーの人に対応する方がよっぽど難しいです。

私がSoyアレルギーと診断され、ナチュロパスさんに「Soyのかわりに『Coconut aminos seasoning』が使えるよ」と勧められた話もブログに書きました。

その時、その調味料はオーストラリアで購入していたのですが、

感想は、

「うま味成分の少ない醤油に、酸味と甘みがバランス悪く入っているような液体で、「醤油」の代わりにはならない。

色々なメーカーで試したけど、それぞれ味も全然違ったりして、統一性がなく、かなり調理に使いにくい。まして刺身や寿司などで直接使えないくらい合わなかった。」

なんてコメントを残しています。

なのでここしばらく全く気にもしていなかったのですが、、、

ココナッツアミノシーゾニングをUSAで発見!

ちなみに今私はアメリカのLAに住んでいます。なのでオーストラリアで売られているものとは違うメーカーです。

健康食料品店で見つけて、2種類あったのですが、一つはガーリックやショウガが入っていたので、ちょっと違うかなと思い、もう一つのシンプルな原材料のものを買ってみました。

値段は約300mlでUS$8。結構高いと思います。

原材料は【Organic Coconut Blossom Nector, Water & Balinese Sea salt (有機ココナツの花の濃厚果汁、水とバリ島の海塩)】とあります。

めちゃくちゃシンプルです。

よくよく調べてみると、前回オーストラリアで試したものは、

【Coconut Vinegar* 81%, Coconut Syrup* 15%, Salt, Onion Powder*, Garlic Powder*, Cayenne Powder* (*Certified Organic)】

見る限り、醤油の味とは程遠い気がします。

ということで、リベンジで今回入手した【Organic Coco Aminos】を試してみます。

*アメリカでちゃんと認可されている製品ですが、産地はインドネシアとありました。

醤油の代替調味料をいざ実食!

まず匂いを嗅いでみると、、、

醤油っぽい!」

色は、ちょっと薄めの醤油という感じ。醤油を水で薄めたような色です。でも濃度は醤油よりもあります。すこーしトロッとしています。

そして味は、、、

「お!醤油の代わりにいけるかも!」

ちょっと甘みが強く塩味が少な目の醤油。

かなり醤油に近いと感じました。

これならなんとか醤油のかわりに使っても良いです。*お客さんに出すときもちゃんと説明すれば納得してくれるレベルです。

グルテンフリーでありソイフリーなのでおススメです。

「このCoco Aminosに昆布とかつお節、そしてちょっと塩を足したら、旨味が塩味が補強されて、かなり醤油に近づくのではないかな」と思ったので試してみたら、

ちょっと甘みは残るものの、かなり醤油に近づくことができました。

これがあれば、和食を作る時に醤油のかわりに使えそうです。

ただ、300mlでUS$8なので余裕で日本円だと1000円越えなので頻繁に使えないです。

醤油を使わないで和食を作る

Soyアレルギーの人には醤油や大豆製品(納豆や豆腐、枝豆など)が使えないです。

大豆製品はシンプルに使わないとして、醤油を使わないのは結構難しく感じるかもしれませんが、意外と「塩」で代用できます。

とは言っても、醤油の風味などはないので、その分、私の場合はハーブを多用します。

そうなると、和食とは程遠い味になってきますが、自分が食べる分には特に気にしていません。

塩はもちろん、岩塩や海塩など、化学調味料や添加物の入っていないシンプルな塩を使ってください。

他におすすめとしては「塩麹」です。

断然塩よりもうまみを感じることができて、使えます。麹の粒々がきになるのであれば、ミキサーで細かくして液状にすれば普通に調味料として使えます

あとは、大豆を使っていない「味噌」などもあるので、これも良いと思います。

ようするに、醤油を“塩味(えんみ)”と捉えれば、例えば梅干しとか魚醤とかも大豆を使っていないので調味料として使えるのではないでしょうか?

あとは、ちゃんと旬の食材を使えば、食材の美味しさにちょっと塩を加えるだけで食べることができます。

「醤油がどうしても欲しい!」という方は、、、

醤油の特徴の一つは香りです。

香り成分は小難しく言うと、4-ヒドロキシ-2-エチル-5-メチル-3-フラノン(ホモフラネオール)と言います。

カラメル(キャラメル)の香りに近いと思います。

ですので醤油の香りを求めているのであれば、砂糖を焦がしたカラメルを使う。

他には、

  • コーヒー(隠し味)、
  • 燻製スモーク、
  • バニラ、
  • バターやリンゴ、バナナ、パイナップルなどを焦がしたもの(これも言ってしまえばカラメル状)

を使うと風味にアクセントが付くでしょう。

あとは先ほどもお伝えした【Coco Aminos】の調味料を使うのもいいです。

 

以上、厳格に脱大豆(Soy free)をしたい方は参考にしてください。