増粘多糖類とは天然多糖類を2種類以上使用した時の簡略名です。

 

増粘安定剤(増粘剤、安定剤、ゲル化剤、糊料)としての用途で使用され、

 

食品や飲料に粘性や接着性を付けるための食品添加物です。

食感やのどごしが良くなるためさまざまな食品に使用されています。

 

増粘安定剤の成分は、天然由来の多糖類が用いられることがほとんどで、

でんぷんや果実、藻類などから直接、または発酵する等の手法により抽出します。

 

 

増粘多糖類にも色々あり種類もたくさんありますが、

特に問題のものは3つです。

 

「トラガントガム」

マメ科のトラガントの分泌液を乾燥して作ったもので、1.25~5%含む餌をマウスに2年間ほど食べさせたところ、

前胃に乳頭腫、がんの発生が認められました。

ただ、容量依存性が認められなかったことから、発がん性があるという結論にはなっていません。

 

「ファーセレラン」

ススカケベニ科フルセリアの全藻より抽出したもので、

鶏卵1個あたりに5mg投与した結果、ヒナの目や上顎に異常が認められました。

 

「カラギーナン」

ミリン科キリンサイ属などの全藻より抽出したもので、マウスに発がん性物質を投与し、カラギーナンを15%含む餌を与えたところ、結腸腺腫の発生頻度が高くなりました。

 

これらは、単独で使われた場合、具体名が表示されますが、

2品目以上使った場合は「増粘多糖類」としか表示されないので、何が使われているかわかりません。