缶詰とレトルトパウチ

缶詰はご存知の通り、水分の多い食品を金属缶に詰めて密封した上で微生物による腐敗・変敗を防ぐために加熱・殺菌したものですが、レトルトパウチについてはあまり詳しく知らない方が多いと思います。

レトルトとは、加圧高温殺菌のことであり、パウチは袋と言う意味です。

レトルトパウチはもともと宇宙食のために作られたもので、包装材にはアルミニウム箔とプラスチックを3層に貼り合わせ、通常は外装にポリエステル、中層がアルミ箔、食品と接する内層はポリエチレンかポリプロピレンが使われています。

加熱溶封によって完全密封でき、缶詰めのように長期保存が可能です。

中にはアルミ箔を使わない透明タイプがあり、保存期間は3ヶ月~1年です。これは外層にポリミアドが使われますが、光線を通すため、酸素もわずかに通るので、保存期間が短くなります。