最近、一瞬少し悩んだ盛り付けがありまして、それは天ぷらうどん天ぷらそばです。だいたいの場合、うどんやそばの上に天ぷらを盛り付ける形で提供されますが、

このように↓

私の働いている店では、天ぷらとうどんまたはそばを別々に分けて盛り付け提供するのです。

温かい場合、お盆にのせて(温かい場合は上記の器は使いません)冷たい場合、上の写真の器で横並びで盛り付けます。で、盛り付けの何を迷ったかというと、場所の配置です。

  • うどん・そばが左にきて、天ぷらは右?
  • うどん・そばが右にきて、天ぷらは左側?

個々の器を使う場合、温かい場合、うどん・そばが左側で天ぷらが右側、また冷たい場合、うどん・そばを左下、麺つゆを右下、天ぷらを上側の三角形に盛ると思います。

先ほど上の写真の横並びの器の場合は、天つゆが真ん中に来ますが、通常、食べやすさの配置主菜(穀類)は左下の原則から言って、うどん・そばが左、天ぷらは右です。

(写真例↓)

しかし、私自身余計な知識があるだけに他のことも組み合わせて考えてしまったのです。

例えば一汁二菜や一汁三菜

例を言うとご飯が左で汁物が右、焼き魚などが上に盛り付けが配置されるように、この場合、メインが天ぷら、汁物がうどんととらえると右側に来るのかな?とか

盛り付けの段階で、もし天麩羅がうどん・そばより高く盛り付けたら、山水盛りのように左/左上に天ぷらがくるのかな?と思ったりもしましたが、一般的に考え、うどん・そばは穀類ですし、お吸い物のような汁物扱いはしないと思います。

ということで、うどん・そばが左で天ぷらが右(または上)だな、、、という結論に落ち着きました。

 

おそらく、ほとんどの方は「そんなこと考えるまでもなくそうだろ!」と思っていることでしょうが、今回、後輩に天ぷらうどん・そばの盛り付けを聞かれて、あまりにも自然にやってきたことなので、一瞬「あれっ??」と思った出来事でした。

特に日本料理は盛り付けは考えさせられますね。今回の場合は、そこまで気にしなくてもいいような気もしますが、、、でも気にせずにはいられませんでした。

ちなみに弁当箱のような漆塗りの箱に蕎麦や天ぷら、薬味が詰まったものを「箱そば」と呼ぶみたいです。