あなたの給料を上げるにはどうすればいいのでしょうか?
少し前の記事で海外の料理人と日本の料理人の違いというのをあげました。
⇒http://worldchefsbible.com/?p=1058
海外では、Apprentice(アプレンティス)“見習い”、Cook(クック)3~5年の“料理経験者”、Chef(シェフ)、6~10年以上の“ベテラン料理人”と大まかに料理人の呼び名で3段階に分かれています。
さらにCHEFにもいくつかあり、
- Souf Chef 副料理長
- Head Chef 料理長
- Exective Chef 総料理長
- Master Chef マスターシェフ(料理の鉄人)←テレビだけです。
なんて呼び名があります。そして、当然ですが給料も変わります。
日本人が海外で働くには、経験も大事ですが、英語力も必要です。そして寿司を握れるスキルがあれば、相当な金額の給料がもらえます。日本で働いてもらえる給料以上は確実にもらえるはずです、、、
日本では、今まで高級すし屋で握っていた職人さんが、仕事を失い、安い回転すし屋さんでその職人の握った寿司が食べられる(シャリやネタのランクや味は別にして)という贅沢な店もたくさんあります。
海外では難しい技法とか使わず、ただ握り寿司や巻き寿司ができる!というだけで、日本のその職人さんたち以上にお金が稼げます。それは、男性女性関係ありません。むしろ女性にとって日本よりは可能性は高いので、女性の寿司職人さんは海外では多いです。
このように海外の料理人には、”料理の簡単なスキル+英語力”が必要です。
という話をしました。
しかし、”海外で働く”というのも、なかなか難しいという方もたくさんいらっしゃると思います。
日本で料理をしながら、でも給料はアップしたい!そのように思う人は多いはず、、、
料理人はもともと給料はそんなに高くないです。一生懸命働いても、なかなか給料は上がらないし、贅沢もできない。。
なら、どうすればいいのか?今のあなたのお給料よりもっと稼ぎたいなら方法は4つあります。
もし、給料だけに固執するなら、料理人はやめた方がいいでしょう。これも選択の一つですが、それ以外の方法で”料理人を続けながら、給料を上げる方法”です。
1:自分で店を出す
軌道に乗れば、自分で自分の給料を決めることができます。が、経営者としてのスキルも必要ですし、初期費用で少なくても、最低300~500万は必要でしょう。
うまく運営できるかというリスクもあります。
その前に「店を出したくて、貯金をするためにもっと給料がほしい!」という人も多いので、この方法は難しいかもしれません。または、スポンサーがいればある程度自由にできます。これは、人脈が必要です。
それにどちらにせよ経営能力も問われます。
2:今働いている店で、料理長、副料理長になる
飲食店で「料理人」「マネージャー」「経営者」の3つのポジションがある場合、
(料理人)給料が安い ⇔ 高い(経営者)となるのが一般的です。マネージャーは中間です、、、
料理人と言っても、料理長クラスであれば、マネージャクラスまたは、それ以上の給料がもらえるところはあります。ただ、店によって経営方針やり方が違うので一概には言えません。
それに実力が必要ですし、年数がかかる場合が多いです。
3:給料の高い店に移る
今の技術、経験をいかして、新しい店で活躍する。これは、今働いている職場でどこまでやってきたのかが重要になります。そして、給料を高く提示してくれるところは、ほとんどが今の職場よりレベルが低いところです。
または、それにプラスして料理以外の仕事もする場合が多いです(人事や経営、売上数字の管理など)。
なぜなら、今よりレベルが高いところと言うのは、自分より仕事ができる人が他にもたくさんいるってことで、そのような場所ではまた下っ端と同じような環境からスタートになります。
料理人としてのスキルを磨きたいと思っているなら、そのようなレベルの高い店で修業をして頑張れば、いつかはさらに境遇の良い、給料の良い環境で働けるでしょう。
2番目にある、”料理長になる”に似ていますが、もしあなたが現在働いている職場で料理長であれば、おなじレベルの料理屋に移っても自分のやりたいようにでき、給料もたくさんもらえる。という可能性はありますが、まだ、今の店でそのレベル(料理長クラス)でもないのであれば、他に移って給料をもっともらいたいと思えば、少しレベルを落とした店で働いて、料理長になる方が早いかもしれません。
おそらく給料もたくさんもらえるでしょうし、自分のやりたい料理をできるようになるかもしれません。
しかし、料理長レベルもリスクはあります。売上が悪ければ、給料カット、もしくは解雇の可能性もあります。それに、料理以外のこともしなければなりません。人事や、原価計算、売上の管理など、上になればなるほど料理以外に携わることになります。といっても料理人を続けていれば、いつかはやらなきゃいけないことなんでしょう。
もし料理だけやりたいのであれば、料亭などで料理と経営の区別がはっきりしている職場で働くのがいいですが、いずれにせよ、そんなに給料は沢山もらえるようにはなりません。「金持ち父さん貧乏父さん」の本でも言っていますが、結局は労働者はよっぽどでない限り高い給料はもらえません。ようするに、お金をかせぐには、経営者の視点も持たなければいけないのです。
この経営者の視点についてはまた今後詳しく話していこうと思います。
4:副業をする
料理人は拘束時間が長いので、副業は無理でしょっ!?て思うかもしれませんが方法はあります。
それは、インターネットを使います。もちろん簡単に稼ぐことはできませんが、コツコツ頑張れば今の給料以上の”不労所得”を毎月得ることもできます。これは現代のネット社会に生まれた人たちの”特典”といってもいいかもしれません。
まだ、ネットが普及していないかった時代、
日本での職場で、私の同期が、本業(料理人)で朝6時~夜11時まで働いて、12時くらいから3時まで居酒屋で働くというハードスケジュールをしていたひとはいましたが、そのときは、その子は仕事中ミスはしょっちゅうするは、寝るは、遅刻するはでさんざんでした。あたりまえですが、、、
ま、無理ってことです。
私の経験上、若いころでも最低3時間は集中して眠れる時間は必要ですし、だいたい、5時間は睡眠はとってないとミスが起こりやすいですし、仕事中眠たいです。そのこは、やっぱり続かず、半年後に辞めました。残念なことに料理人もやめて、他のもっと給料の良いところへ行きました。
さて、ネットで副業とは?
何をするのかといえば、簡単にいえばインターネット上で、ブログやサイトを立ち上げ、訪問してくれる人に商品を売るというものです。いわゆる自分の持っている情報を発信して稼ぐ方法です。
なぜ、この方法がいいのか?というと、経営者としての視点から物事を見ることができますし、ネットでの集客法も学べます。これは、もしあなたが独立して店を出した時に役に立つ知識や経験です。
この料理サイトであれこれネットビジネスについてかたるのもあれなんで、もし興味ある方は、直接いろいろ質問してください。
このように給料をアップさせるには、プラスアルファの”何か”が必要になってきます。ほかにも方法はあるでしょうが、現実的なものをあげてみました。m(__)m