塩が固まるのを防ぐ方法
塩を使おうとすると、
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入り口が固まって塩が出てこなかったり、
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中で固まって出てこなかったり
このような経験ありませんか?
これは塩に限らず、他の粉系の調味料に当てはまることもありますが、原因は湿気を吸い込むからです。
では、このような光景を見たことがありますか?
家庭やレストランなどで、塩の入った入れ物の中に茶色い煎り米が入っている。
煎り米が入っているのは、塩が湿気のために固まってしまうのを防ぐためなのです。
なぜ煎り米が?
それは、米の成分のデンプンを加熱したものには水を吸収する性質があるからです。ご飯を炊くときも、お米を熱するからあれだけたくさんの水を吸い込むことができます。せんべいとかが湿気やすいのはそのためですね。
食卓塩は初めから湿気ないように、にがりを取り除いたり、湿気を防ぐための工夫がされていますが、それでも、塩ビンの入り口に穴が開いているので、そこから空気に触れるため固まってしまいます。そこで固まるのを防ぐために考えたのが、煎り米を入れることです。ちなみに生米は吸湿性はありません。
もう一つ、
サラサラの塩を保つ方法があります
あら塩を鍋に入れて、あら塩以外は何も入れずカラ煎りします。
強火で煎ると(炒める感じです)塩が焦げてしまうので、中火から弱火で木箸や木杓子を使って混ぜながら煎ります。
最初、つまんでも手についてベタベタしていた塩が、少しずつサラサラになっていくのでわかると思います。目に見えて変わっていきます。こうすることによって、吸湿性の高いニガリ(塩化マグネシウム)が酸化マグネシウムになり、吸湿性が無くなります。
ニガリ特有の苦みは幾分かは残るので、食卓塩より味に深みがあって、サラサラ塩を作ることができますよ。