「果物は冷やすと甘く感じるのはなぜ?」「ホットコーヒーにシロップ入れてもあまり甘く感じない、、、」「ぬるい清涼飲料水は甘くない、、、」なんて思ったことはありませんか?
果物やシロップ、清涼飲料水など、ぬるい状態や温かい場合、甘さに違いが出てきます。
砂糖に含まれる甘味の代表であるショ糖(スクロース)は温度によって甘味が変化しませんが、果物やシロップ、清涼飲料水などに含まれる果糖(フルクトース)は温度により甘味が変化するためです。
甘味料である
- スクロース
- マルチトール
- グルコース
- ガラクトース
- マルトース
これらは温度により変化はほとんどないのに対し、
- キシリトール
- フルクトース
は温度の高くなればなるほど甘みも低下していきます。特にフルクトースは甘味の下がり方が激しいです。
図はそれぞれの甘味料の特性と甘みを感じる時間の長さと、温度による変化をグラフで表したものです。
<甘みを感じる時間の長さと、温度による変化>
<甘味料の温度変化による特性>