心から「美味しい!」と思ってもらえる料理を作るにあたって、今日話すことはすごく単純なことなのですが、意外と見落としがちなのでお伝えしようと思います。
お題は『美味しくてエネルギーの高い料理を作るポイント』です。
さて、なんだと思いますか?「料理の腕?テクニック?知識?経験?」
違います。
「食材の良し悪し?」う~ん、近いですがちょっと違います。
「愛情?」間違ってはいませんが、今回の趣旨で言うと違います。
「一緒に食べる人やその空間を共にする人」そうですね。それもとても大事ですが、、、、
、、、あなたはどんなことを考えましたか?
、、、では答えを言いましょう。それは「ピッキング(選出)」です。
例えば、お米は「ハンドピッキング」をします。バットの上にお米を広げ、粒の状態が良い物だけを選ぶ、色の良い物を選ぶのです。機械ではなく、自分の目で見て判断します。
この時、食べてくれる人の幸せそうな顔を思い浮かべながら行うのがポイントです。そして、お米一粒一粒に目をかけていきます。たったこのひと手間で、料理の味が別物になります。
そのハンドピッキングで取り除かれたお米は、庭や畑に撒いて自然に返してあげましょう。
これはお米に限ったことではありません。野菜でも魚でも肉でも、食材を選ぶ時は相手の喜ぶ顔を考えながら選びます。そして野菜であれば使う部位にも注意し、なるべく全部を使いきれるように考えることも大事です。
ピッキングをすることで取り除けるのは形や色の悪いものだけではありません。自分の心にある闇、相手の闇、空間の闇ですら取り除くことができます。そんな意識でぜひピッキングをしてみてください。