私は料理人修業時代、だいたい時給換算200円で働いていました。
ただ、月の給料は固定で手取り8万円くらいでした。つまり、1か月で400時間労働です。
「どうやって生活するの?」と一般人は思うでしょうが、料理人は一般人とは違うので大丈夫です(笑)
なんで大丈夫なのかというと私の場合、
- 寮に住んでいたので、月の家賃がとても安く1万円!!
- 職場に賄(まかない)がある(一日2食)。でも1食200円くらいだったような、、、
- 休みが月に6回なので使う暇がない。
この理由がデカいです。これで生活費を月1万円使ってとしても、家賃と合わせて自分の手元には[8万ー2万]で6万円残ります。
当時は、お酒も飲まなかったですし、彼女もいませんでした。休みの日の食事もお代わり自由の食堂で一日1食で済ませていたので、うまくいけば毎月5万円貯金できます。
でも、たまに服買ったり料理の本買ったり、いい店に食べ歩きしたりってので、だいたいそれでも最低平均2~3万は貯金できましたね。
すごいときは、1か月の生活費が2000円以内の時もありました。
まぁ、そんな生活送ることないですが、そのような理由もあり、料理人は変わった人は多いです。
当たり前ですが、一般人とはかけ離れていますし、ゆるい学生生活や、一般企業の社会人を経験した人たちが「料理人になりたいっ!」ていって料理人の生活レベルで新しくスタートできる根性のある人はまずいないです。
そんな感じで料理人はじめて、まともに生き残る人は100人いて1人いたらいいとこじゃないですかね。
私は調理師学校出てますが、先生が言ってたのは、「この教室の中で(100人くらいの生徒)、10年後料理人を続けているのは、2~3人いるかいないか」って言ってました。
その通りだと思います。でも人によるので、料理やり続けるのが一概に良いとも言えません。
ということで、「料理人1年生始めます!」って方は、それなりの覚悟をしましょう!
*ちなみに料理業界でも普通はもっと一般レベルの給料のところも多いです。私みたいな経験をしたければ、有名料亭、割烹がおすすめです。