未来を予想して、点と点を線にすることはできない ~スティーブ・ジョブズに学ぶ成功法則~

この前、とても良い話を聞きました。今日は、飲食や料理の話にも通じますが、どんなことにも通じる生き方全般のお話をします。

未来を予想して点と点を繋げることはできない

この話をする前に、以下の動画を見てください。スティーブ・ジョブズ スタンフォード大学卒業式辞です。有名なので見たことがあるかもしれませんが、その場合でももう一度見てください。

全部見た方が良いですが、とりあえず最初~5分20秒までで大丈夫です。

、、、さて、見ていただけたでしょうか?この動画には今の時代に成功するためのすべての要素が入っているように感じます。

見たことがあるかもしれませんが、ほとんどの人はちゃんと見ていないと思います。スティーブ・ジョブズが伝えたい本当の意図を解説したいと思います。

動画の2:30あたり

スティーブ・ジョブズは、「大学を途中でやめたのは、人生の中でも最良の決断の一つだった」と大学の卒業式で言っているのですが(笑)、面白いですよね。

スタンフォード大学の卒業式で大学をやめたのは良い決断だった」なんて、ぶっ飛んだことを言うのはスゴイです(笑)でも、「大学をやめるときは本当に怖かった。大変恐ろしい思いをしました」とも言っています。

想像してもらいたいのですが、おそらくものすごく反対されたと思います。「なんで、今やめるの?」とか言われたと思います。両親に行かせてもらった大学を途中でやめることは、とても勇気が必要だったと思います。

まず、ここが最初に大事な部分です。

「恐ろしい思いをした、でも最良の選択だった」

新しいことをするために、何かを捨てることは、本当に怖くて勇気がいる行動です。

動画の3:10あたりから

自分の興味と直観に従って動き回っているうちに出会ったものの多くが、後から見ればこの上なく価値のあるものだったのです。」

動画の3:57あたりから

「もちろんそのとき、これらが人生の上で実際に役立つ可能性があるなどとは思ってもみませんでした。

動画の4:52あたりから

「先を読んで点と点をつなぐことはできません。後から振り返って初めてできるわけです。」

ここが一番重要な部分です。

「点と点が線になる」

パソコンのMacはフォントのキレイさが圧倒的な差別点だったのですが(他にも色々ありますが、、、)、「フォントを習っていた時は、それがMacにつながるなんてわからなかった。」と言っています。

おそらく、私も含め、ほとんどの人は、「そうそう、あとから見て物事が繋がっていることがわかるんだよね」程度にしか思っていませんが、多分、ジョブズが一番伝えたかったことはそこではなく、ここだと思います。

「先を読んで点と点をつなぐことはできません。」

、、、私達は、何かをするとき、挑戦する時、新しく何かを始めるとき、必ず、その点が線としてつながるイメージを持って、その物事に取り組むと思います。

「これをやったら、もっとうまくいくんじゃないか」とか「これをしたら、ビジネスが大きくなるんじゃないか」「これをやれば、サラリーマンを辞めて独立できるのではないだろうか」「こうしたら、○○できるんではないだろうか?」など、

私達は、点を打つときに、線が引けると思って行動しているのです。

ですよね?何かやるときは、それに何があって、その後に何が生まれるかなど、想像して物事を始めます。

ここ、ものすごく大事です。

よく聞いてください。でも、この動画で一番言いたいのは、“それは無理なんだよ”ということです。

これってものすごく大切なことだと思います。なぜなら、このレベルの人が、「それは無理だよ」と言っているからです。

つまり、「線を引こうとして、点を打つというのは不可能だ」とジョブスは言いたかったのではないでしょうか?

なんで、今まで、私も含めて、人生を変えるような、世界を変えるような、大きな出来事を成し遂げていないのかというと、“線をイメージして”点を打ちすぎなのかもしれません。

「これをすれば、こういう良いことが起こる」と考えすぎだと思うのです。

そうではなく、自分の直観を信じて、自分が良いと思うものそれをやること。その時に、線をイメージする必要は無いし、線をイメージするのは意味がないんだということです。

だから、なにがいいたいのかと言うと、「やりたいと思ったことは今すぐやろう」ってことです。

『なんで今すぐやれないのか?』それは、「これをやって意味あるのかな?」「将来に繋がるのかな?」と考えすぎてしまうためです。考えれば考えるほど、「これはちょっと違うな」と行動できなくなってしまい、いつまでたっても、本当の線が引かれることはないのです。

なので、自分の直観とやりたくてしょうがないこと、何か気になるなと思ったら、点を打ってみる。それが、今、自分のやっていることに全く関係ないように感じる事でも。とにかく点を打ってみる。

そういうことをジョブズは伝えたかったのかな、と私は感じます。

いかがでしょうか?

スティーブ・ジョブズはここでは、3つの大切なことを話していますが、その中でも、この「点(ドット)を打つ」を最初の話に持ってきたのは、ものすごく伝えたいことだったからではないでしょうか?

イメージがつきましたでしょうか?

誰が何を言っても今すぐやる。

線につながるかどうかはわからないけど、今の場所から遠くでもいいので、とにかくたくさんの点(ドット)を打っていくことが、成功するために必要なことであり、私達大人が、若い世代や子供たちに見せる背中でもあるのではないでしょうか?

そうすることで、これから未来を担っていく子たちが、将来に希望を持ち、このような大人たちの行動を見て、自由に直観を信じて、好きなことができる。やりたいことができる大人になっていけることを願い、今日はこれで締めくくりたいと思います。

 

ps、次の世代に受け継ぐことも大事ですが、私はまだまだずっと現役で、死ぬまで点を打ち続けていきたいと思います。