黒米を使う機会がありました。今回、黒米を使うことになった理由は、お寿司のロールを作るにあたって、裏巻の巻き寿司を作りたいと思った時にただ単に外側が胡麻やとびっこなどで彩るのもありきたりだし、、、と思ったのがきっかけです。
ちょうどその時、知り合いから、黒米のロールを頂くことがあり、赤飯以上に赤紫色をしたロールで見た目もインパクトがあり、白米に比べヘルシーということで、挑戦しました!
海外ですので、日本には同じものは売っていないかもしれませんが、まず近くにのスーパーに見に行ったら、お米コーナーの隅っこに、玄米(ブラウンライス)に紛れて、ちょこんと売っていました!さっそく買って試してみます。
その前に黒米についての基礎知識を説明、、、
黒米(くろまい、くろごめ)、または紫黒米(しこくまい)、紫米(むらさきまい)とも呼ばれ、は古代米の種類の一つで、濃い紫色のお米のことです。赤米の一種とされる場合もある。
漢の時代の有名人「張塞(ちょうけん)」がこの珍しい米を発見してから順調に 出世して以来、縁起の良い出世米と言われ、中国歴代の皇帝献上米として 大切にされてきました。
日本では黒米は、おはぎのルーツといわれています。
黒米のヌカの部分にポリフェノール類アントシアニンという栄養素が 含まれていて、黒豆やブルーベリーにも多く含まれているこの栄養素が注目をあびています。
それ以外にも黒米は白米と比べて、ビタミン類、鉄分、 カルシウム、マグネシウムや亜鉛といった現代人に 不足しがちな栄養分が含まれています。また、白米や赤米よりも高い抗酸化機能を持ちます。
難点は収量が少ない。良い点は貯蔵性・保存性が高いことです。
この黒米、、、値段は白米の3倍以上しました。白米10:黒米1の割合で良いということで一緒に合わせて焚いてみると、なんとも色がまばらな、白いご飯もあれば、紫、黒っぽいご飯も混ざったものが出来上がりました。色も、思ったより薄い紫です。
他の人に聞いてみると、アジアンショップの黒米が良いという話を聞き、それを買ってみました。
これです↓
中国語で説明が書かれています。ボールにあけるとこんなかんじ、、、
ちなみに白米はこれ↓
炊くときの注意点は、
白米と黒米と一緒に洗って、焚くと良くありません。
理由1:黒米が固すぎるから
黒米は白米に比べ、吸水されるのが遅いので、白米と同じ時間炊いてもまだ芯が残った状態の固さです。これはよくありません。
理由2は、色が薄くなる
最初から白米と一緒に洗ってしまうと、黒米の色素が流れてしまい、出来上がりが薄くなってしまいます。
これらの理由をふまえて、どうすればいいかいろいろ試した結果、まず、黒米を軽く水ですすぎ、周りの汚れを落としてから、あらかじめ黒米を吸水させておきます。1時間くらいじゃ吸水されません。1日は置いた方がよいです。
もし、そんなに待てないなら、熱湯につけて置いて、たまに混ぜておけば1時間くらいで多少はやわらかく仕上がります。もしくは、黒米だけ先に焚いておくってのもいいです。
ここで注意しないといけないのが、赤飯もそうですが、見た目の色が大事なので、黒米を吸水しておいた水も一緒に白米と混ぜて炊きます。そうしないと、色が出ません。炊く前もしっかり混ぜておきましょう。
このようにして、できた完成品がこちら!
結構色濃くついてます。黒米の割合で色は調整できると思います。日本人は結構な確率で赤飯と間違えます。実際、食べた感じも白米より味があっておいしいです。ぜひ興味があれば試してみてください。