分子栄養学とは従来の栄養学とは全然違うものです。
この「栄養チャンネルNobunaga」の動画を見てもらえればすぐわかります。
信長先輩は、自分が勝手に尊敬している人で、数カ月前にたまたま友人から教えてもらいYoutubeを見たところ、とっても親切丁寧に解説されているので、それからずっと目が離せません。
めちゃくちゃ動画アップしているので、まだ全部見れていないですが、どれも専門用語が多く出てきて、私にとってチンプンカンプンな時もあるのですが、何度も繰り返し見ています。
これから私が進む道の先を行っている方なので、信長”先輩”と勝手に呼ばせていただいています。
また、これから書いている記事は、信長先輩の言っていることを書き出しているだけなので、はっきり言って動画を見た方が早いです。
なぜこんなことをしているのかと言うと、文字に起こしてブログで情報発信することで、自分の勉強にもなり記憶として定着しやすいからです。では勉強していきたいと思います。
分子栄養学(オーソモレキュラー)を学ぶ ~栄養学との違い~
例えば、何かを摂取して、「Aさんに効果があったのに、Bさんには全く効果がなかった」とか「Cさんは元気になったのに、Dさんはむしろ悪化した」ってこと、結構頻繁にありませんか?もしくは耳にしませんか?
栄養素やサプリ、薬もそうですし、食事でも同じようなことってありますよね。
他にも「Eさんはケーキたくさん食べても太らないのに、Fさんはちょっと食べただけですぐ太る」みたいな例もたくさんあります。
このようなことを解決するのが、なんと分子栄養学なのです。素晴らしいですね。つまり、「個体差とその必要量を見抜いた栄養学」です。
これまでの栄養学は統計的でした。
「これくらいだとカロリーは○○くらいですね」「平均値がこうだから、これくらい必要かな」みたいな感じです。
でも分子栄養学は統計的・平均的とかではなくその人に合った、栄養、ミネラル、ビタミン、タンパク質などを見抜いた栄養学となるのです。
人種・性別・気候・環境・性格・遺伝子(体内の酵素・ホルモン)・ストレス量・運動量・睡眠時間・喫煙、飲酒・食材・トラウマ・親子関係・人間関係・持病・経済レベル(収入とか)・環境汚染・電磁波など
このような条件によって、作用が全然変わってきます。言われてみれば当たり前のことです。
この世に同じ人はいなですよね。
「単にマニュアルに沿って」ではなく「あなたに合った栄養素や必要量はこれだけですよ」と見抜くのが分子栄養学なのです。
テーラーメイド(日本語でいうオーダーメイド)に沿った栄養学です。
これはもう運命の出会いです。「あー、求めていたものはこれだ」と感じました。
分子栄養学は、英語でオーソモレキュラー医学と言います。またはオーソモレキュラーメディシンです。Ortho Molecular Psychiatryとも呼ばれていましたが、
Ortho 整合
Molecular 分子
Psychiatry 精神医学
精神医学だけではない、あらゆる分野においてオーソモレキュラーの考え方が重要になってきているのでオーソモレキュラーカイアトリー(Psychatry)からオーソモレキュラーメディシン・オーソモレキュラー医学に発展したのです。
そのまま訳すと、「細胞の中の分子を整えていく」という意味になり、日本語で言うと「分子整合栄養医学」「分子矯正栄養学」「栄養療法」などとも言われます。
代表的な本は、
ライナス・ポーリング 「ビタミンC健康法」(廃版)
エブライハム ホッファー 「統合失調症を治す」
ロジャー・ウィリアムス 「からだの機能を開発する」(廃版)
カール・ファイファー 「精神疾患と栄養」
があります。他にもありますが、どれがいいかはなんとも言えないみたい、、、というかほとんど廃版っぽい。ただ、これらの本からオーソモレキュラーの考え方が来ていると言われています。
従来の栄養学と分子栄養学の違い
<従来の栄養学>
- 飢餓や欠乏を予防する栄養学
- からだ全体を見た栄養学
- 必要カロリー量が主な基準
- 日本人統計と平均が摂取基準
- 個体差とはBMIや性別が主
- 検査は重視していない
<分子栄養学>
- 飽食時代を前提とした栄養学(生活習慣病なども含め)
- 細胞レベルで見る栄養学(ミトコンドリアとか)
- エンプティ・カロリーを防ぐ
*エンプティ・カロリーとはただカロリーだけを満たして中身がないものをいう(カロリーはあるがビタミンは入ってないなど) - 個体に合わせた摂取量を基準
- 個体差とは酵素反応の違いが主
- 血液検査や生化学検査を解析
「医学」と「分子栄養学」の違い
<一般的な医学>
- 症状を薬で抑える療法(対症療法)
- この飽食時代で、栄養不足は基本的にありえないと言う考え方の医者が多い
- 病気を組織単位で見る(胃腸・脳・神経など分野が分かれている)
- 病気や不調は外的が主な原因(ウイルスとか病原菌とか)
- 基本的な栄養学を学ばない。(日本の医者は栄養学の13%程度しか学ばない。でもアメリカは栄養学もほとんど学ぶ)
- 病気になってから食事制限
<分子栄養学>
- 症状を根本的に栄養素で解決
- 飽食時代特有の栄養欠乏・栄養不足・栄養依存が多くみられる ←ここを判別しながら見ていく
- 病気を細胞やミトコンドリアで見る
- 病気は細胞の機能不全が主な原因(もちろん外的要因もある)
- 栄養学と生化学代謝を学ぶ
- 何を摂らないべきかも重視(引き算)
となります。
分子栄養学が注目されている理由は、
- これまでの症状をやわらげる
- 見せないようにする
- その場だけ解決する
というような対症療法ではなく、根本的な原因を追究し、個体差にあった栄養療法により根本的に解決するのが分子栄養学だからです。
この、局在で考える栄養素とは?なにかというと、、、これは分子栄養学をマスターするうえで最低限覚えなければならないことなのですが、
以下に書いていきますが、私は全然知らない単語ばかり、、、正確にいうと、聞いたことはあるけど、なんの作用があるのかわからないし、細胞の各器官の違いもいまいちわからない。
ここは要チェックですね。勉強します。これら各名称の詳細は、いくつか信長先輩の動画で取り扱っているので、それぞれ勉強していこうと思います。
一応以下に羅列しておきますが、現時点で私は、どの栄養素がどんな働きがあるのか正直一つもちゃんと答えられません。
細胞の各器官:細胞膜
栄養素:ビタミンE、アスタキサンチン、タンパク質、オメガ3、オメガ6、ほか脂肪酸、コレステロール、レシチンなど
細胞の各器官:ミトコンドリア
栄養素:ビタミンB群、マグネシウム、鉄、CoQ10、セレン、ビタミンE、C、α-リポ酸など
細胞の各器官:細胞質
栄養素:グルタチオン、タンパク質、アミノ酸、亜鉛、カルニチン、ビタミンA,C、D、マグネシウム、カリウムなど
また臓器ごとでは
臓器:脳
必要量の高い栄養素:DHA、アラキドン酸、ビタミンB群、マグネシウム、亜鉛、鉄、ビタミンC,E,Dなど
臓器:肝臓
必要量の高い栄養素:ビタミンA、D、C、鉄、亜鉛、αリポ酸など
臓器:副腎
必要量の高い栄養素:ビタミンC、マグネシウム、βカロテン、亜鉛など
臓器:腸
必要量の高い栄養素:ビタミンD、グルタミン、酪酸(らくさん)、亜鉛、マグネシウム、ビタミンA、B群など
臓器:粘膜
必要量の高い栄養素:ビタミンA、D、亜鉛、ビタミンB群など
それぞれを見て何が足りないのか必要なのかを見るんです。必要量が個体によって違うのを見ます。
最後に動画では図が出ましたが、酵素は補酵素(ビタミン)が重なり合って気質と結合して、酵素として働きます。
ですが、酵素と気質の親和力は人によって10~100倍も異なると言われています。
*親和力とは各種の元素が、ある元素とは結合しやすく、他の元素とは結合しにくいというように、結合の時に見られる結合しやすさの傾向のこと。
だからビタミンが100mg必要な人もいれば1000mg必要な人もいるという風に個体差が生じる。
これを解決するのが分子栄養学!