<世界の珍しい、おもしろい野菜シリーズ3>
これ、なんの葉っぱ!?
シドニーのマーケットで3袋5ドルで、小さなビニール袋に入って売られていたので、思わず衝動買いしました。
題名のトゥアプーという名前だけでは、なんの野菜かわからない方がほとんででしょう。
私も今まで見たことが無い野菜で、店員さんに聞いても、案の定何を言っているのかよくわからないので、とりあえず食べ物であることは確かなので、買いました。
見た目はなにかの葉で、オーストラリアではよく売られているKaleなどに近い野菜の種類なのかと思っていましたが、切ってみるとなんと!!
見てください。
なんと豆です。
左下の断面図が一番わかりやすいですかね、、、ちなみに縦に長く切った左下の断面と、右下の断面は角度を90度変えて切ったものです。断面は四方にとんがっていますが、長方形です(左真ん中上の断面)。周りのひらひらはボチボチ硬いです。
調べてみると、タイの野菜らしく、名前はトゥアプー(タイ語でトゥアプルー)と呼ばれます。他の呼び名では、四角豆(シカクマメ)、ウリズン。
焼いて食べましたが、周りの葉のようなひらひらは、焦げやすいですし、若干苦いです。しかし、中心の部分は、三度豆やエンドウ豆のような感じです。しっかり食感もあります。ただ、不味くはないですが、たいして美味しくもありませんでした。時期によるのかもしれません。
栽培されているのはこんなイメージです。
主に料理として使われるのは、タイ料理の炒め物・サラダや付け合わせなどで使われ、味をしっかりつけて食べるのであれば、まあイケるかなと思います。ビタミンやカルシウムが豊富です。
それにしても、不思議な野菜は世界にはたくさんありますね。
このトゥアプーは、見た目のインパクトと豆という意外性が面白いですね。こんな変わった食材も、多国籍文化であるシドニーの特徴かもしれません。かなりレアなので、日本でもめったに見ることは無いと思います。
<追記>
この記事を読んで情報提供してくれた方がおりまして、トゥアプーは、グアム島にもあるらしく、現地では英語名で Wing Beans と呼ばれており、天麩羅やステーキ等の付け合せにしたりするみたいです(^^)/
岐阜県東濃地方では四角豆として販売するところがあります。
瑞浪や恵那辺りの農家で、第一線を退いた方が、珍しい野菜・好きな野菜を作って、JA直販所などに持ち込み販売しておられます。