「目に見えるものがほんとうのぬか床とは限らない」
これは村上春樹の小説で出て来る有名な言葉(のパクリ)です。
下の写真はぬか床です。まるで血しぶきのように赤い斑点が広がっています。
「何?この血痕のような赤いまだら模様は?」
なぜこんな恐ろしいぬか床になったのか?それはビートルート(ビーツ)を漬けたからです。
皮をむいて小さくカットして漬けました。
真っ赤に染まるぬか床
ではここから、少しずつ赤に染まっていくぬか床写真を載せていきます。ちなみに、最初の写真は、ビーツを漬けて1日後のぬか床です。
では2日目以降です。
1回目は2日漬け込んでから取り出しました。
以下は2度目のビーツぬか漬けです。どんどん真っ赤に染まっていきます。
すごい色になっています。
最後の1枚の右上の白い部分は「産膜酵母」と言う「酵母菌」です。よく発酵している証拠です。匂いの成分の元でもあります。
そのまま混ぜても問題ないです。酸っぱくなったり、匂いがきつくなることもあるので気になるなら表面だけ取り除いてもいいでしょう。
肝心のビーツの写真を撮り忘れましたが、色は変わらず真っ赤の状態です。
味はビーツ独特の土臭さがかなり抜けていて、とてもおいしいです。
そして、その深紅のぬか床に別の食材を漬けてみると、、、
ブロッコリーの芯とキュウリ。
見た目はかなり変わってきますが、味は普通のぬか漬けです。
まとめ
- ビーツを漬ける時は、色がすごいことになるので専用のぬか床で別で漬けること。
- 他の食材を上手に漬けたら、自然の着色でキレイになるかもしれません。
- 味やにおいにはほとんど変化はありません。見た目だけです。