コロナワクチン(Covid Vaccine)体験記 ファイザー接種1回目の副作用

コロナワクチン接種の経緯(オーストラリア・シドニー)

先日、オーストラリア・シドニーでコロナワクチンのファイザー (Pfizer)の1回目を接種しました。

コロナウイルス感染者急増のため、2021年6月27日から2度目のロックダウンが始まりました。

それまでは、かなり抑え込んでいて、毎日数人程度の感染者(ゼロの時もあり)だったのですが、いきなり増えたために再度ロックダウンになりました。

最初は(たぶん皆)すぐに感染者も減って収まるだろうと思っていたのが、あれよあれよと増えていき、2週間のロックダウンが1週間伸び、さらに1か月とどんどん延長していきました。

規制も厳しくなり、街も静かになりました。

私は、ここ最近はめちゃくちゃ健康に気を使っているので、体調を崩すこともないし、風邪をひくこともない。

ましてはCovid-19でもインフルエンザでも、周りに感染者がいても「自分絶対に大丈夫」と自負するほど、体の栄養状態も精神面も良いと思っていたので、コロナワクチンも打つ予定などありませんでした。

ただ、仕事上必要になる場合は、「やむなく接種しなければいけないかな」と思っていましたが、「どうしても必要無ければわざわざワクチンをしなくていい」という考えでした。

でもコロナ感染者がついに1000人を突破し(日本に比べたら全然大したことないですが)、いい加減、なんだか収まる気配が無くなってきたなと思った矢先に、、、

ワクチン接種者優遇の規制緩和条件

NSW州(シドニー市含む)に住んでいる人の70%以上が2回目のワクチンを接種したら、その翌月曜日から、ワクチン接種済の人だけは、何人かで外で集まっていいよーということになりました。

「ついに来たなー」という感じです。

でも「俺はワクチンは絶対に打たない!」と頑固になって、規制緩和された後も、一人だけ外出できなかったり、どこに行くにも手続きが面倒だったり、自分だけ集まりの場に参加できないのは、なんとなく嫌です。

ほぼ強制に近い印象もあるので気に入りませんがしょうがありません。そこにこだわっても何が変わるわけでもありません。

たぶん、そうやって私のように思って行動させるような「心理学」を利用して、今回の規制緩和の条件を出したのかもしれません。案の定、計画通りか一気にワクチン接種者が増えました。(10月初めには70%を超える予定)

さすがに、「これはもうワクチンを打った方がいいな」と観念し、ファイザーの予約をして、つい先日1回目を終えました。

アストラゼネカ VS ファイザー

「アストラゼネカ」「ファイザー」。情報が無い状態でこの名前だけ見ると、仮面ライダー、ウルトラマンとかゴジラなどの怪獣、またはプロレスラーの名前にしか見えません。

なんかカッコいいネーミングです。

オーストラリアには、大きく2つ、アストラゼネカ(AstraZeneca)とファイザー(Pfizer)があります。もう一つのワクチンも入ったとの情報はありましたが、とりあえずたくさん出回っているのはこの2つだと思います。

「アストラゼネカ」はオーストラリアでは最初に出回ったワクチンで、次に「ファイザー」。

違いは、アストラゼネカは高齢者向け、ファイザーは若者向けみたいなざっくりなイメージを持っていましたが、実際にはよくわかりません。

ワクチンの一次情報を探しても、すでに膨大すぎて何が本当なのかわかりません。

それに国によってもワクチンによる副作用・副反応がさまざまです。なので余計混乱します。

できればとことん調べたいのですが、文献とかを見てもなかなか確信を得ず(そもそも難しくて理解できない)。

お医者さんでもはっきりとした答えはできない状況でした。(実際聞いたけど、あいまいな答えだった)

結局、流されるまま、、、

一応、まだ若者部類に入っていた私は、とりあえずアストラゼネカの方が副反応が大きい、みたいなあてにならない情報を元にファイザーにしようと決めたのです。

でも何がイヤって、結局あんまりよくわからないまま、よくわかんないワクチンを体の中に入れることが嫌です。

でももっと嫌なのが、仲間とパブでお酒を飲めないことです。(大半の人はそんな理由だと思います)

2021年9月あたりの時点では、アストラゼネカは即日、多くの病院でワクチン接種できるのに対し、ファイザーは予約して数週間待ちという、超人気レストランの予約状況ばりに繁盛(!?)していました。

規制では、家の半径5㎞圏外は言ってはダメなのですが、仕事とかワクチンのためなら5㎞以上も可能ということで、よくわからない土地の大病院が空いていたのでそこに予約しました。

久しぶりの遠出

電車に乗って小一時間。小さな町でしたが、都心部とは違い、結構人通りはありました。ソーシャルディスタンスも全然守っていなかったので、ちょっと驚きです。

駅から降りて数分歩き、着いたのが、超大きな病院。迷いに迷って、10分くらいさまよってワクチン会場まで行きました。

コロナワクチン専用の場所を設けていて、入り口でバーコード認証で名前を入力したり、簡単な質問に答えた後、受付で手の甲に赤い丸いシールを張られ、エレベーターに乗って4階へ。

そこで驚いたのが、病院ではあまり見ない大勢の人が通路にいて、スタッフとワクチン接種者と半々くらいの割合でしたが、そこでもソーシャルディスタンスは全く無く、みんなマスクだけはしているという状況です。

言われるがままに、通路に並び、順番を待って最初の部屋へ入る。

3つの部屋

第一の部屋では、身分証とメディケアカード(保険証みたいなもの)を見せて、本人確認。

「体調悪くないか、家に医療従事者と住んでいないか、過去7日以内にワクチンとか打ってないか、今まで他のCovidワクチンは打ったか、病歴は?」

などなど簡単な質問の後、名前などが書かれたシールが発行され、シャツに張って次の部屋へ。

第二の部屋では、いよいよワクチン接種です。

オーストラリアでは珍しく、やけに親切丁寧に、そしてフレンドリーに接してくれました。もっと流れ作業的にサラッとワクチン打って終わりだと思っていたので、この対応には驚きました。

なんだか教科書通りの対応な感じです。ちなみにそれぞれの部屋には6~7人担当者がいて、ゆったりはしていません。

まずは名前を言い合って、「ワクチンは初めてなのか」など、これもまた決まった質問事項にそって答えていきます。

第一の部屋で聞かれたことと同じような質問ばかりでした。

他にも「ワクチンの副作用について知ってる?他に聞きたいことは?」など、すっごく優しく接してくれました(若めの男性スタッフでした)

私は食物アレルギーで、アナフィラキシーショックにもなったことがあるので、それも伝えて「数日後に血液検査もあるけど大丈夫?」と聞くと「あーうんいいよ。でも副反応で症状が重いときはやんない方がいいかな」みたいな返事でした。

「今日はワクチン初めて?」と聞かれるとこを考えると、1回目も2回目もワクチン自体の内容は全く同じものなんだと思われます。

左腕のあたりに打ちました(右か左かはチョイスできます)。ワクチン打つのも慣れていて、雑談しながら接種し、痛みもほぼありません。

ただ、だいたい翌日にも腕の痛みは残るとのことでした。

そして、次は時間が書かれたシールをシャツに張り、さらに次の部屋へ。

第三の部屋は休憩室です。ワクチンによる異常な反応がすぐに出ても対処するため、15分ほど椅子に座り休みます。

私はアナフィラキシーショックがあるためか30分待つ羽目になりました。

周りの人は15分で出ていくので、私だけ残っていて「なんでこいつ、まだ座ってんねん」みたいに思われていたと思います。

その後、特に気分も悪くなければ終了です。無事終わりました。

ファイザー接種1回目の副作用・副反応

たぶん3週間後に接種する2回目のワクチンも同じ流れでしょう。

さて、ワクチン接種は午後2時15分くらいでした。その後は腕はそれなりに筋肉痛のような感じで軽い痛みはあります。

その夜は熟睡はできませんでした。たぶんコロナワクチンに対して、体がアドレナリンを出しているのか、抗体が頑張っているのか、深い眠りは普段よりはありませんでした。

また翌日も、ワクチンを打った左腕のあたりは、当日と変わらず、もしかしたらちょっと痛みは大きくなっているかもしれませんが、特に日常生活に支障はない程度の痛みです。ただその日の夜には痛みはすっかり治まりました。

痛みのある場合は、腕を使った筋トレはやめた方がいいでしょう。

<雑学>ワクチンの種類

私はオーストラリアでA/B型肝炎のワクチンを打ったことがあります。今回もコロナワクチンを打ちましたが、肩にブスっと垂直に注射して液体入れるので、「どこに液体入れてんの?」と思っていたら、ワクチンの打ち方にも2種類あるみたいです。

一つは筋肉注射で、もう一つは皮下注射。

日本のワクチンは一般的には「皮下」だそうです。でも今回のコロナワクチンに関しては日本でも「筋肉」です。オーストラリアでは、筋肉注射が一般的っぽいです。

だからワクチンを打った後に筋肉痛(肩の痛み)があるのは、筋肉に入れていたからなんだとわかりました。

 

以上初回ファイザーワクチン体験記でした。

言い忘れましたが、当日ワクチン接種の前後は、若干気を使ってビタミンCやビタミンB群のサプリや栄養のしっかり入った食事を気持ち多めに摂るように心がけました。しかし、普段からのケアが一番大事なので、一夜漬けのように直前に栄養のある食事やサプリを摂ってもそこまで効果はでないと思います。

ワクチンのことはブログに書くつもり無かったので、写真を摂っていません。2回目は所々写真にも残したいと思います。