日本料理人が分子栄養学を学んで【食医】になるまで

『未来の料理人育成・無形文化財の和食』料理長が”食事で人を治す食医”になるまでの奮闘記!

著者:はりぃ

夢や希望、目標を持たない料理人 ~意識の種類~

思い通りにいかないワケ 「料理人になる!」という目標をもって、飲食業界に入ってきたはいいが、いざ料理の世界に浸かってしまうと、 「毎日忙しくて、いつも疲れた状態で眠い」 「やっていることが同じことの繰り返しで、本当にこれ […]

時間と空間を意識して料理を作る(抽象度高バージョン)

「あなたが本当に望んでいることはなんでしょうか?」 世の中、ほとんどの料理人が 「自分が本当は何がやりたいのか」 が、わからずに生きています。 「私はこれ!!」 といった使命を感じて日々過ごしている人もいますが、 そんな人はごく稀です、、、

人の感情の違いによる味の変化

料理を作る時、味が大切なのは誰もがわかっていることですが、 食べる人の感情を意識して、料理の味を変えたことはありますか? おそらくほとんどの人は「ない」と答えると思います。 疲れた時に甘い物や味の濃い料理を好むのも 感情による味覚の変化の一つです。

味覚の種類と対比 五感の美味しさの謎

甘味、塩味、旨味、苦味、酸味の5つのベースがあり、 辛味、渋味、えぐみ、最近では油脂分の味(コク)も含まれると言われています。 コクのある味、キレのある味、後味、のどごし、まろやかさ、深みのある味、豊かな味 など複雑なおいしさの表現もありますね。 これらを説明していきたいと思います。

飽きるプログラム 脳の馴化(じゅんか)

毎日同じことの繰り返しだと、飽きることは誰だってあります。 料理を作るのも同じく、ずっと同じ料理ばかりしていると、 他の店の料理や調理法などが気になって、自分がやっている仕事に慣れ過ぎて、 退屈に思うこともあるでしょう。 今日はそんな、“飽きる”についてお話します。

さごしの生寿司 作り方とレシピ

さごし(青箭魚)とは鰆(さわら)の幼魚のことです。 出世魚で、大きくなるにつれ名前が変わります。 サゴシ(40-50cm)、ナギ(50-60cm)、サワラ(60cm以上) 今回のレシピは、 しめ鯖など、青魚であれば応用がききます。

絶対味覚は“絶対に”存在しない説2

昔、興味深い実験をしたことがあるので、報告したいと思います。 これを読むと私の昔の性格の悪さがばれてしまうのですが、 当時は、料理をしながらいつも疑問を抱いていたので、 こんな実験もしてしまったのです。 では、それはどんな実験かと言うと、 「人体味覚判断実験」 です。

歯は人生を左右する(前半)虫歯と歯周病の違いと基本知識

味の専門家でもある料理人にとっては、 命でもある大事な器官の一つでもある 口、歯、味覚についても良く知っておく必要があると思います。 料理人ではなくても、食事は誰しも必ず摂ります。 その際にどれだけ自分の口、歯、味覚を日ごろから大切にしているかによって、 日々の生活が変わってくると言っても過言ではありません。

においの料理、香りの科学 

最近とても面白い調理キットを見つけました。香りを出すために作られたものなのですが、とても興味深いです。 これは、『アロマフォーク』と呼ばれ、フォークの先から数センチのところに、穴が開いていて、そこに専用の香りの出るもの( […]

11月の味暦 ~初冬の旬暦・食材・異称・行事・風情・語源・由来~

11月になると西日本でも紅葉から落ち葉となり、さらに、気湿が下がって霜が降りるようになると、大根や蕪の味も、葱も種々の青菜もおいしくなります。 早くから出回りだしていた柿も、ここにきて一段と優れた色艶と味を持つようになり、各地から続々と出荷されます。