チアシード食品を買ってみた
*文末にはバジルシードとの違いも書いてあります。
チアシードは「スーパーフード」「ミラクルシード」とも呼ばれますが、実はオーストラリアは世界最大のチアシード農園を持っており、スーパーなどで普通に購入できます。
<左が黒、右が白いチアシード>
ちなみに気になるお値段ですが、日本では100gで600円前後が相場です(オーガニックだともう少し高い)。
チアシード大国オーストラリアでは、現地でいくらで販売されているかというと、100gで約$3.5~4.0が一般的ですね。これが証拠写真です。シドニーの大型スーパーで売っているものです。
(クリックしたら拡大されます)
日本での価格は妥当な感じですね。
さらにチアシードオイルも発見しました!
これはめちゃくちゃ高かったです!280mlでなんと$22.95(゜レ゜) 日本で売ったら相場3~4000円くらいになるのでは、、、?
どうやって使うかというと、説明には「毎日、10mlをそのままごくっと飲むか、サラダ、スムージー、ヨーグルトなどに入れて一緒に食べてね」と書いてあります。実際そのまま飲んでみると、おいしく飲めます。
チア・シード(Chia Seed)とは?
Seed(シード)とは日本語で「種」を意味します。
そして、Chia(チア)というのは、学名をSalvia hispanicaと呼び、「シソ科ミント系サルビア」の植物です
Hispanicaは「スペインの」という意味なのですが、それは、植物学者がチアはスペインで栽培されたと記載されたことから名付けられました。そしてChiaという名前の意味は、「油性の」を意味するChian(ナワ語)に由来しています。
なぜ「油性」なのかというと、チアシードには油分がたくさん含まれているためにこの名前が付けられたのだと思われます。その他、マヤの言葉で「チア=強さ」を意味します。栄養に優れているため“ランニングフード”とも呼ばれていました。
色は紫か白で、1年草、高さ1m、葉の長さ4~8cm、幅3~5cmまで成長し、茎の先端にたくさんの房状の花を咲かせます。
主に食用にするのは「種」です。それでChiaの種(Seed)でチアシードと呼ばれるのですが、日本では栽培されないことから、もちろん日本名もありません。
原産地
南米、メキシコ中部。その他、商業用で栽培されている地域は、アルゼンチン、エクアドル、グアテマラ、メキシコ
南米、オーストラリアなど(2005年、世界最大規模のチアシードファームが“西オーストラリア”にあります)
色
黒、白、茶色、グレー、黒と白のまだら
形
楕円形
大きさ
直径1~2mm
中身、内容
プロテイン20%、油分34%、食物繊維25%
チアシードから取れる油には“ナトリウム”が多く含まれます。
特徴
見た目は胡麻に似ていますが、なんといっても、不思議な特徴なのが、水に入れるとチアシードが水分を吸収し、周りにゼラチン状の物質ができることです。(10~20分くらいでゲル状になります)
ほとんどの種は、水に入れても少しだけ水分を吸収し少し大きくなり、柔らかくなるだけですが、チアシードは、それに加え、どろっとしたゼリーを形成することからダイエット食品として使われます。
グルテンフリーの食事をしているオーストラリアの女優ミランダカーもチアシードダイエットをしています。
水分を含むことにより、分量が10倍に膨らみ、それを食べたり飲んだりすることによって満腹感を満たし、食事量を抑えることができるため人気です。
どれくらいの量の水でもどすのが良いのか実験してみました。まず、大さじ1杯ずつのチアシードをグラスに入れます。
次に左から、水を大さじ1杯、真ん中は2杯、右側3杯入れます。すぐには水を吸収しないので、いくつかは沈んで、いくつかは浮かんでいます。
5分も経てば、このとおり、どろどろの状態になります。チアシード1:水1ではぜんぜん足りません。3倍の水でも、はちみつよりもどろっとした固さです。
容器を変えて、次はチアシード1に対して、左から4倍、5倍、6倍にしましたが、それでも6倍でようやくはちみつほどの固さです。
結局10倍の水を入れて、ようやくトロトロしてきたかなーって感じです。そのままだと、プチプチした食感ですが、水で戻すとプチプチ感は無くなっていきます。
ただ、味はないため、チアシード単体で食べるよりも、サラダなどに入れたり、味のついた料理に混ぜて食べることが多いです。
栄養
- ビタミン
- ミネラル(カルシウムと鉄分が多い)
- タンパク質
- 食物繊維
- 抗酸化物質
- 植物栄養素
- オメガ3
- オメガ6
など高い含有量を誇り、栄養価がとても高いのが特徴です。
英語ですが、栄養素がどれだけ含まれているかが書いてあります。「スーパーフード」と呼ばれるのはこのためです。
効果・効能
ダイエット食品以外にも、成人病予防やアンチエイジングなど様々な効果が期待され、中でも必須アミノ酸が注目されていて通常、体内で合成する事の出来ない必須アミノ酸は9種類あり、1種類でも不足してはいけないと言われます。
なんとチアシードの中には、8種類もの必須アミノ酸が含まれていて、植物性タンパク源として奇跡とも言われています。
チアシードに含まれるたんぱく質は消化・吸収しやすいのも特徴です。さらに、食物繊維によりコレステロール値を下げたり、血中グルコース値を緩やかにする働き、便通を整える働きや結腸がんにかかるリスクを下げる可能性があるとも言われています。
食べ方
- 料理に振り掛ける
- パンやクッキーなどの中に混ぜる
- ヨーグルト、ジュースに入れる
- 水で戻してデザートに加える
- 発芽させてスプラウトとしてサラダに使う
など多種多様の使い方ができます。細かくミキサーなどで粉砕して使っても良いでしょう。水に入れてふやかし、そのまま飲んでも良いです。(見た目はカエルの卵みたいですごいですが、、、)
ゼリー状にすると、、、
- 約90%は水分となるためダイエット効果がある。
- 血糖値を正常に保つ
- 栄養が素早く吸収される、筋肉の修復を促進
- 運動中体液にある電解質の保持
などの効果が見られます。
保管
室温20℃前後。湿度50%くらいで缶・ビン・パックなどに入れて密封*高温多湿はダメです。
保管期間
1~2年は保存可能
摂取量
1日2g以上推奨。上限はない
以上、チアシードについてでした。
その他、関連商品では、このような↓カカオと混ぜてあって、牛乳を入れて飲むためのものも売っています。
でもこれは、めっちゃ高い!(゜レ゜)
最後に補足です。
チアシードとバジルシードの違い
チアシードとよく混同されるもので、「バジルシード」があります。同じシソ科ですが、サルビア属とオシウム属と、似てはいますが、別の品種です。水分を含むと膨らむというのは同じです。
チアシードとバジルシードの見分け方
チアシード
- 色は黒、茶、灰色のものが混じっている。
- シソ科サルビア属
- 水で戻すと10倍になる
- 産地:アルゼンチン、エクアドル、グアテマラ、メキシコ、南米、オーストラリアなど
バジルシード(スウィートバジルシード)
- 色は黒一色
- シソ科オシウム属 和名:メボウキ
- 水で戻すと30倍になる
- 産地:タイ、カンボジアなどの東南アジア
さらにこれら2つは重要な栄養成分が異なり、バジルシードには、チアシード特有のαリノイン酸や リノール酸がどのように含まれているか、まだ明らかになっていません。さらにタイ産のバジルシードから発癌性物質 (アフラトキシン)が検出された事例があります。
しかし、それは,バジルシードについたカビから検出されたもので、今はちゃんと検査を通して日本に入ってきますが、個人で輸入されているものは、分析が行われて いない可能性もあります。
ではでは、ぜひ日々の食事にとりいれて、健康生活をしてください(^O^)/
ps、、、
グルテンフリーなど健康関連や料理について、もっとたくさんの情報が欲しい!!そんなアナタヘ!無料レポートプレゼントキャンペーン中です(下記以外にもいろいろなジャンルのレポートがあります。
↓クリック!↓
↑↑↑◆貴重な料理情報をゲット!!◆↑↑↑