日本料理人が分子栄養学を学んで【食医】になるまで

『未来の料理人育成・無形文化財の和食』料理長が”食事で人を治す食医”になるまでの奮闘記!

「日本食の文化と歴史」の記事一覧

ビートルート(ビーツ)のぬか漬け ~赤いぬか床殺人事件~

「目に見えるものがほんとうのぬか床とは限らない」 これは村上春樹の小説で出て来る有名な言葉(のパクリ)です。 下の写真はぬか床です。まるで血しぶきのように赤い斑点が広がっています。   「何?この血痕のような赤いまだら模 […]

世界に誇る日本のお米 コウノトリ育むお米

世の中にたくさんあるお米の中でも、 日本全国だけでなく、世界中にも広まってきている“お米”を紹介します。 今回紹介するお米は、10年、100年後も残るような、 本質を捉えた、持続性可能(サステナビリティ)のあるものです。 そのお米の名前は、、、

お米の歴史と日本の神話 ~斎庭稲穂(ゆにわいなほ)のご神勅~

お米の歴史 ~なぜ日本はお米を大事にするのか?~ 今は欧米文化の影響で、ご飯を食べない人が増えてきていますが、本来、お米とは日本人にとって切っても切り離せない存在です。 私はよく母親から、「ご飯を一粒も残しちゃだめよ」「 […]

料理屋の”おせち風”お食い初め 献立の考え方とメニュー構成

海外に住んでいても、日本の伝統行事を大事にされているお客さんはいらっしゃいます。 お食い初めを頼まれるなんて、日本の料理屋で働いていても、めったにないことかもしれませんが、 昔からある儀式を大切にされているのは嬉しいことです。 今回は、海外(オーストラリア)の食材も使いつつ、私独自の“オリジナルお食い初め”を作らせていただきました。

ファミリー・結婚式の食事祭り ~お祝い料理の見立て~

冠婚葬祭での料理の献立を組み立てるのは、意外に難しいです。 特に日本料理に関しては、これが縁起が良い悪い、あれは使ってはだめ、この食材を使いなさい など、ものすごく細かい決まりごとがあるように思えます。

冠婚葬祭の行事での食材・縁起・決まり事

お祝い事の食事の献立で悩んだ時に参考にしてください。 日本人は縁起を担ぐのが得意・好きな民族です。ここでは、縁起の良い食材や吉兆を願った食材を紹介していきます。また、葬式や法事などで出される料理についてもまとめました。 […]

和食の対比 ホンネとタテマエ 重さと軽さ

日本料理や食べ物には、多くの対比が見られます。それは表と裏、陰と陽のような関係性のようにも思われ、また、吸気と呼気(息)や本音と建て前など日本の食文化の背景にある‘粋’な感覚も感じられます。 調味料では、 濃口と淡口(醤 […]

もったいないお化けが大好き日本人 ~ゴボウや和紙などの食物繊維~

日本人は世界にも珍しく無駄が好きな人種と言えます。無駄と言うと語弊がありそうですが、その“無駄”こそが日本人のすごさを物語る特徴の一つなのです。 例えば牛蒡(ゴボウ)が良い例です。ゴボウは日本人だけが食べる根菜です。第二 […]

日の丸弁当に入っている梅干しの底力と日本人の知恵

日の丸弁当という名前を聞いたことも食べたこともない世代が出てきている世の中になってきている今、日本料理を伝えるものとして、日の丸弁当に入っている梅干しがどれだけ日本人にとって大事な役目を果たしていたのかをお伝えしようと思 […]