甘いものはみんな好きですね。子どもの好きな「甘い」=「おいしい」であり、大人でも疲れたときには甘いものが欲しくなります。それは甘味が消化吸収に良く、即効性のエネルギー源になるからです。

砂糖にも様々な種類がありますが、実は糖度が一番低いのは「黒砂糖」です。ですが、なめた食感は粒子が細かい「粉砂糖」の方が甘さが少なく感じます。つまり、人が感じる甘味は糖度だけじゃなく形状でも変わってくるのです。

「上白糖」は結晶が細かくしっとりしていて、風味もソフト。「グラニュー糖」はさらっとクセのない淡白な甘み。

「三温糖」は上白糖より純度が低く、うすい茶色で、ミネラルを多く含むため“こってり”とした甘味を持ち、佃煮や和菓子などに使われます。煮物に使うと上白糖より強い甘さとコクがでます。

「黒砂糖」はもっとミネラルを含み、濃厚な甘さと独特の風味が特徴です。

 

一般では”料理”には「上白糖」、”コーヒー紅茶”には「グラニュー糖」や「コーヒーシュガー」と言われていますが、一緒に使用する食塩などの他の調味料によって砂糖の味も変わるので、あまり違いは感じられないかもしれません。

それぞれの砂糖の特性を利用したものや、甘さそのものを味わうケーキやお菓子などに使う場合、それに適した砂糖を使った方が良いです。

ケーキの上から粉砂糖ではなく上白糖を振りかけたらベタベタして甘ったるいですからね。

 

また糖類は炭水化物とも呼ばれ、色々な食品に含まれます。

・ジャガイモならデンプン

・果物ではショ糖やブドウ糖や果糖

・サトウキビの茎やテンサイの根にはショ糖としてたくさん蓄えられます。

砂糖は、自然に存在する「ショ糖」を取り出して純粋な結晶にしたものです。

 

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