冷やしたら甘い果物、常温の方が甘い果物ありますね。これはフルーツに含まれる果糖が関係してきます。
果物の他にも、シロップや清涼飲料水など、ぬるい状態や温かい場合、甘さに違いが出てくるといいます。
砂糖に含まれるショ糖(スクロース)は温度によって甘味が変化しませんが、果物やシロップ、清涼飲料水などに含まれる果糖(フルクトース)は温度により甘味が変化します。
果物の場合、冷やすと甘くなるのは、果物に含まれる糖分のうち果糖の比率が高めのものです。
例えば、
- 日本梨
- 西洋梨
- リンゴ
- スイカ
- ブドウ
- ビワ
逆に、冷やしても甘さがあまり変わらない果物は、果糖の比率が低めで、ショ糖・ブドウ糖が多い果物です。
例えば、
- 温州ミカン
- バレンシア・オレンジ
- グレープフルーツ
- ナツミカン
- カキ
- モモ
- スモモ
- バナナ
- パイナップル
ただし注意しなければいけないのが、冷やしすぎはよくありません。甘さに対する舌の感度は温度が低くなると鈍くなるので、冷やすといっても10度前後が適温です。
そして甘味料の
- スクロース
- マルチトール
- グルコース
- ガラクトース
- マルトース
は温度により変化はほとんどないですが、
- キシリトール
- フルクトース
は温度が高くなるほど甘みも低下していきます。特にフルクトースは甘味の下がり方が激しいです。
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